ANAのSFC制度変更「年間決済300万円」は非現実的?改悪見直しの可能性を考察

ANA機体の外観。SFC制度の記事イメージ

ANAのSFC制度変更、300万円の壁とは

わたしは先日、ANAが発表したスーパーフライヤーズカード(SFC)の制度変更のニュースを読んで、正直かなりおどろきました。2028年以降、SFC会員のステータスを維持するためには、年間のカード決済額が300万円必要になるという内容だったからです。

これまでのSFCは「一度取得すれば、年会費を払い続けるかぎり生涯有効」という、いわばステータス修行の到達点でした。それがここにきて、大きな方向転換をむかえようとしています。

年間300万円決済は現実的なのか

ここで気になるのが、「年間300万円」というハードルの高さです。月あたりにすると25万円。家賃や光熱費、食費、通信費、保険料などをすべてANAカードにまとめても、なかなか届かない金額だと思います。

航空会社ラウンジの座席エリア
航空会社ラウンジの座席エリア(写真:Wikimedia Commons / Alexsh / CC BY-SA 4.0)

わたしのまわりでSFCを持っている人にきいてみても、「そこまではとても使わない」という声が大半でした。一般的な会社員の家計では、かなり意識的に集約しないと達成できない水準です。

項目 内容
維持条件(新制度) 年間カード決済300万円が目安
月あたり換算 約25万円
開始時期 2028年以降
従来の維持条件 年会費のみ(生涯有効)

「改悪」との声、見直しはあるのか

SNSやブログでは、今回の変更について「改悪」との声がたくさんあがっています。実際、TRAICYのコラムでも「非現実的な水準ではないか」という指摘がされていました。

ANAとしては、真のロイヤル顧客を絞り込みたいという意図があると思いますが、あまりに条件がきびしすぎると、SFC取得へのモチベーションそのものが下がってしまいます。JALのJGCとの競争もあるので、開始までのあいだに条件が緩和される可能性は十分にあると、わたしは見ています。

いま考えておきたいこと

これからSFCを目指す方は、修行のタイミングを早めに検討するのがよさそうです。すでにSFC会員の方も、決済の集約や、ゴールド・プラチナといった上位ステータスへの対応を意識しておくと安心だと思います。

制度の詳細はまだ変わる可能性があるので、ANA公式の続報を注意深くチェックしていきたいですね。

よくある質問

Q. SFCの新しい維持条件はいつから始まりますか?

A. 2028年以降に段階的に適用される予定です。現時点では詳細が確定していない部分もあるため、ANA公式サイトの最新情報を定期的に確認することをおすすめします。既存会員への経過措置についても、今後の発表を待ちましょう。

Q. 年間300万円の決済にはどんな支払いが含まれますか?

A. 通常、公共料金・税金・ふるさと納税・保険料・日常の買い物などANAカードで決済したすべての金額が対象となる見込みです。ただし対象外の項目もあるため、正式な発表を確認してください。集約が達成のカギになります。

Q. いま修行してSFCを取得する意味はありますか?

A. 2028年までは従来ルールで維持できるため、いま取得する意味は十分あります。制度変更後も既存会員には猶予や緩和策が用意される可能性が高いので、興味がある方は早めの修行がおすすめです。

Q. JALのJGCとくらべてどちらが有利になりますか?

A. 現時点ではJGCも修行制度が変わっており、両者の比較はむずかしくなっています。ラウンジ利用や優先搭乗などの基本特典は近いですが、生活圏の空港やよく使う路線で選ぶのが現実的です。

Q. 制度が見直される可能性はありますか?

A. 会員からの反発が大きいため、開始までに条件緩和や代替ルートが用意される可能性はあると思います。過去にも他社で発表後に条件が調整された事例があります。SNSや公式発表をこまめにチェックしましょう。

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この記事を書いた人
TE travel 編集部
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