ANAがSFC制度見直しの背景を説明、会員数はコロナ前の1.5倍に急増

ANAの787ドリームライナー機体外観

ANAがSFC制度の見直し背景を説明しました

わたしは今回、ANAが発表したスーパーフライヤーズカード(SFC)制度の見直しに関する説明内容をまとめてみました。2028年からの制度変更について、ANA側からその背景が明らかにされています。

最大のポイントは、SFC会員数がコロナ前と比べて約1.5倍にまで増加していることです。あわせて、年間のカード利用額が50万円未満の会員が全体の約3割を占めているという実態も示されました。これらの数字が、今回の制度見直しにつながる大きな理由になっているようです。

SFC会員数の増加と利用実態

ANAによると、SFC会員はここ数年で急激に増えています。コロナ禍の落ち着きとともに空の旅も戻ってきて、修行してSFCを取得する人が再び増加した結果、ラウンジの混雑や特典のゆきわたりに課題が出てきたようです。

ANA787ドリームライナーの機体外観
ANA787ドリームライナーの機体外観(写真:Wikimedia Commons / Julian Herzog (Website) / CC BY 4.0)

また、SFCは年会費を払って保有するクレジットカードですが、カード利用額が50万円未満の会員が約3割にのぼるとのこと。つまり、ステータスだけを目的に保有しているけれど、日常のお買い物ではあまり使っていない会員が一定数いる、ということになります。

項目 ANAが示した数字
SFC会員数 コロナ前の約1.5倍
年間カード利用額50万円未満の会員 全体の約3割
制度変更の時期 2028年〜

制度変更がめざす方向性

わたしの見方としては、ANAは「ほんとうにANAを使ってくださる方」にメリットを集中させたいのだと感じました。航空券の購入やカード利用で貢献度の高い会員を優遇し、保有だけに偏った状況を見直していく流れだと受け止めています。

とくにラウンジの混雑緩和は、既存の上級会員からも長らく指摘されてきた課題です。今後は搭乗実績やカード利用額など、継続的な取引を評価する方向にシフトしていきそうです。

これからSFCを目指す人はどうすべき?

現行制度のあいだに取得を目指す動きも増えていますが、取得後の維持条件がどうなるかにも注意が必要です。カードの日常利用を増やしておく、継続的にANA便を使う機会をつくっておくなど、長く付き合うつもりで準備するのがおすすめです。

よくある質問

Q. SFC会員はコロナ前と比べてどのくらい増えたのですか?

A. ANAの説明によると、SFC会員数はコロナ前と比較して約1.5倍にまで増加しています。コロナ禍明けに修行需要が戻ったことや、SNSでの情報拡散などが背景にあると考えられます。

Q. 年間カード利用額が50万円未満だとSFCを失うのですか?

A. 現時点で即座に資格を失うという発表はありません。ただしANAは利用額50万円未満の会員が約3割いる現状を課題として挙げており、今後の制度変更で何らかの条件が加わる可能性があります。

Q. SFC制度の変更はいつからですか?

A. 2028年からの制度変更が予定されています。それまでに取得した会員にも新しい条件が適用される見込みで、ラウンジ利用や特典内容の見直しが段階的に進められていくとみられます。

Q. いまからSFC修行をするのは意味がありますか?

A. 現行条件で取得できるメリットはありますが、2028年以降の維持条件が不透明な点に注意が必要です。取得後もカード利用や搭乗実績を積み重ねていける人であれば、挑戦する価値はあると考えます。

Q. 制度変更でラウンジは使いやすくなりますか?

A. ANAはラウンジの混雑緩和を課題として認識しており、制度変更によって一定の改善が期待されます。利用資格の見直しや新ラウンジの整備など、複数の方向から対策が進められる見通しです。

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この記事を書いた人
TE travel 編集部
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