ANAマイル→nanacoが10月6日から2割減 1万マイルが8,000ポイントに、等価交換が残る提携ポイントはどれか

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ANAが、マイルからnanacoポイントへの交換条件を変更します。2026年10月6日(火)のシステムメンテナンス後の申し込み分から、これまで1万マイルで1万nanacoポイントだった交換が、8,000ポイントになります。わたしはANAの公式ページで告知を確認しました。数字にするとたった2,000ポイントの差ですが、これは「1マイル=1円」で使えていた出口がひとつ閉じる、という話です。

マイルの価値は、なにに交換するかで大きく変わります。今回の変更がどれくらいのインパクトなのか、そしてまだ等価で交換できる提携ポイントはどれが残るのかを、公式の情報だけをもとに整理しておきます。

10月6日から1万マイルが8,000nanacoポイントに

ANAの公式ページに出ている告知は、次の内容です。交換単位は1口=1万マイルで、ここは変わりません。変わるのは、受け取れるnanacoポイントの数です。

同一年度内の交換口数 これまで(1口=1万マイル) 2026年10月6日申し込み分から
1口目・2口目 10,000 nanacoポイント 8,000 nanacoポイント
3口目以降 5,000 nanacoポイント 4,000 nanacoポイント

1口目・2口目は2割減、3口目以降も2割減です。マイル1マイルあたりで見ると、1円相当だったものが0.8円相当になります。年度内に2口(2万マイル)まで交換したとすると、これまで2万円分だったものが1万6,000円分になる、という計算です。

あわせて、システムメンテナンスの期間も告知されています。2026年10月5日(月)10時ごろから、10月6日(火)13時ごろまで、マイルからnanacoポイントへの交換が一時停止されます。つまり、いまのレートで交換できるのは10月5日の午前中までということになります。

年度内の口数で交換レートが変わるしくみ

セブン-イレブンの店舗
nanacoポイントはセブン-イレブンなどで使える。撮影:LERK/Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0

ANAの提携ポイント交換には、もともと「年度内の口数でレートが下がる」というルールがあります。ここは今回の変更でも変わりません。

  • 年度の区切りは4月1日から翌年3月31日まで
  • 同一年度内の提携ポイント交換の累計が2口目までと、3口目以降とでレートが変わる
  • 1日あたりの交換は最大2口(2万マイル)まで(2026年4月22日申し込み分から)
  • 提携ポイントへの交換は会員本人のマイルが対象。ANAカードファミリーマイルは使えない

ここで気をつけたいのは、この口数が「nanacoだけの口数」ではなく、特定の提携ポイント全体の累計だということです。年度のはじめに別の提携ポイントへ2口交換していれば、nanacoへの交換はその年度の3口目になります。10月に交換しようとして、思っていた数の半分しかもらえなかった、ということが起こりえます。

2026年4月22日からは1日あたりの上限も入りました。1日に2口(2万マイル)までなので、大量のマイルをまとめて逃がすことはできません。10月5日までに動くつもりなら、この上限も頭に入れて日数を逆算しておくのが安全です。

楽天ポイントにつづいて2例目 等価で交換できる提携ポイントは

じつは、提携ポイントの交換レートが1万マイル=8,000ポイントになるのは、nanacoがはじめてではありません。楽天ポイントはすでに1万マイルで8,000ポイントです。今回の変更で、nanacoが同じ水準に並ぶかたちになります。

2026年9月時点で、ANAの公式ページに出ている主な提携ポイントの交換レートを並べると、次のようになります。

交換先 1万マイルあたり(年度内2口目まで)
楽天Edy 10,000円分
Vポイント 10,000ポイント
スターバックス カードへの入金 10,000円分
Suica(ANA VISA Suicaカード会員限定) 10,000円分
三井住友カードのキャッシュバック(ANA VISA/マスターカード会員限定) 10,000円分
TOKYU POINT(ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード会員限定) 10,000ポイント
Marriott Bonvoyポイント 10,000ポイント
エムアイポイント/タカシマヤポイント/ヤマダポイント など 10,000ポイント
楽天ポイント 8,000ポイント
nanacoポイント(10月6日申し込み分から) 8,000ポイント

こうして並べると、等価で交換できる出口はまだ複数あることがわかります。ただし、Suicaや三井住友カードのキャッシュバック、TOKYU POINTのように、特定のANAカードをもっている会員だけが対象のものが多いのも事実です。カードの種類にしばられずに等価で使える出口は、楽天Edy・Vポイント・スターバックス カード・Marriott Bonvoyあたりに絞られてきます。

なお、この表はANA公式ページの記載をもとにした2026年9月時点のものです。交換レートは変更になる場合があるとANA自身が明記しているので、実際に交換する直前に公式ページで見なおしてください。

10月5日までに交換しておくべきか

イトーヨーカドー曳舟店
nanacoポイントはイトーヨーカドーやデニーズ、そごう・西武などでも使える。撮影:Souka Kinmei/Wikimedia Commons/CC BY 4.0

「レートが下がるまえに交換しておこう」と考えたくなる変更です。ただ、わたしは全員に駆け込みをすすめるつもりはありません。判断は、手元のマイルがどういう状態にあるかで変わります。

交換を急ぐ意味があるのは、次のような場合です。

  • 有効期限が近いマイルがあり、特典航空券に使うあてがない
  • フライトの予定がしばらくなく、マイルが眠ったままになっている
  • ふだんセブン-イレブンやイトーヨーカドーをよく使っていて、nanacoが確実に減っていく

反対に、急がなくていいのは、旅に使うあてがあるマイルです。マイルの価値は、特典航空券に使ったときがいちばん高くなります。とくに国際線のビジネスクラスやファーストクラスに使えば、1マイルあたりの価値は数円から、路線とシーズンによってはそれ以上になります。1マイル=0.8円の出口と、1マイル=数円の出口では、比べるまでもありません。マイルでビジネスクラスに乗る方法で必要マイル数を確認してから、余ったぶんの出口としてnanacoを考える。この順番がいいとわたしはおもいます。

もうひとつの現実的な受け皿がANA SKY コインです。1マイルから交換でき、ANAの航空券やツアーの支払いに使えます。交換率は所持しているANAカードやステータス、交換マイル数によって変わりますが、旅につながる出口という点ではnanacoより筋がいい場面が多いです。

交換の手続きと、受け取りまでにかかる時間

羽田空港のANAラウンジの食事
羽田空港のANAラウンジ。マイルは旅に使ったときがいちばん価値が高い。撮影:Alexsh/Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0

もし10月5日までに交換するなら、手続きと時間の見積もりを先に知っておいてください。申し込んだその日にnanacoが増えるわけではありません。

  • 対象はnanaco会員(nanacoカード会員またはnanacoモバイル会員)。セブンカード・プラスも対象になる
  • ANAのウェブサイトにログインして「nanacoポイントに交換する」から申し込む
  • 申し込みの約2週間から3週間後に、nanacoポイント口座へ移行される
  • 移行されたポイントはいったんnanacoセンター預り分になる。手元のnanacoに自動でチャージされるわけではない
  • セブン-イレブンなど所定の場所で残高確認またはチャージをして、受け取りを完了させる

ここで、いちばん怖いのが会員番号の入力ミスです。ANAは、1桁でも誤ったnanaco会員番号、または本人以外の会員番号を入力した場合、正しい番号へのポイントの付け替えはできず、交換に使ったマイルも戻せないと明記しています。申し込みを完了するまえに、番号を必ず二度見てください。

もうひとつ。ANAのログイン後の氏名と、nanaco会員に登録している氏名が一致している必要があります。旧姓のままになっていないか、この機会に確かめておくと安心です。会員情報に不備があると申し込みが無効になり、減算されたマイルは約2週間後に戻ってきますが、そのときに有効期限を過ぎていたマイルは払い戻されません。

まとめ

今回の変更をひとことでいうと、ANAマイルの「1マイル=1円」で現金に近いかたちにする出口が、またひとつ細くなったということです。楽天ポイントが先に8,000ポイントになり、nanacoが10月6日からつづきます。日常の買い物に流す出口がじりじり削られていく流れは、ここ数年ずっと同じ方向を向いています。

わたしたちにできることは、出口の優先順位を決めておくことだと考えています。旅に使えるマイルは旅に使う。期限が迫って行き場のないマイルだけを、等価で受けてくれる提携ポイントへ逃がす。10月5日という締め切りは、手元のマイルを棚卸しするいい機会かもしれません。

最新の交換条件・メンテナンス日程・対象カードについては、ANA公式サイトのnanacoポイント交換ページで必ず確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q. いつの申し込み分から新しいレートになりますか?

A. 2026年10月6日(火)のシステムメンテナンス後の申し込み分からです。10月5日(月)10時ごろから10月6日(火)13時ごろまでは交換自体が一時停止されるため、これまでのレートで交換できるのは10月5日の午前中までになります。

Q. 1万マイルで何nanacoポイントになりますか?

A. 同一年度内の交換が2口目までなら8,000nanacoポイント、3口目以降は4,000nanacoポイントです。これまではそれぞれ10,000ポイント、5,000ポイントでした。どちらも2割減になります。

Q. 1日にどれだけ交換できますか?

A. 2026年4月22日の申し込み分から、nanacoポイントを含む特定の提携ポイントへの交換は合計で1日最大2口(2万マイル)までになりました。まとめて大量に交換することはできないため、日数を逆算して計画してください。

Q. 等価(1万マイル=1万ポイント)で交換できる提携ポイントは残りますか?

A. 2026年9月時点では、楽天Edy・Vポイント・スターバックス カードへの入金・Marriott Bonvoyポイントなどが1万マイルあたり1万ポイント(または1万円分)のままです。ただしANAは交換レートが変更になる場合があると明記しているので、交換の直前に公式ページで確認してください。

Q. 交換したnanacoポイントはいつ使えるようになりますか?

A. 申し込みの約2週間から3週間後にnanacoポイント口座へ移行されます。移行後はいったんnanacoセンター預り分となり、セブン-イレブンなど所定の場所で残高確認またはチャージをして受け取りを完了させる必要があります。手元のnanacoへ自動でチャージされるわけではありません。

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この記事を書いた人
TE travel 編集部
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