プライオリティパス完全ガイド2026 — 空港ラウンジへのアクセスと、最安で持つ方法

このページは「ANAマイル・SFC完全ガイド(2026年版)」のクラスター記事です。全体像を把握したい方は先に完全ガイドをご覧ください。

プライオリティパスを持つと、世界1,500か所以上の空港ラウンジに入れる。これが旅行のクオリティを、静かに、しかし確実に変える。

長距離フライトの前後。乗り継ぎの合間。搭乗口で立ちっぱなしだった時間が、食事と休憩の時間に変わる。この違いを一度知ると、元には戻れない。

このガイドでは、プライオリティパスの基本から、クレジットカード付帯で実質無料にする方法まで、2026年時点の最新情報をまとめた。

プライオリティパスとは

プライオリティパスは、LoungeKey社が運営するラウンジアクセスプログラムだ。加入者は世界中の対応ラウンジを、航空会社のステータスや搭乗クラスに関係なく利用できる。

通常、空港ラウンジはビジネスクラス搭乗者や航空会社の上級会員が対象だ。エコノミークラスで飛ぶ人間には縁遠い場所だった。プライオリティパスはその壁を取り除いた。

日本の空港で言えば、成田・羽田・関西・中部・福岡など主要空港の多くに対応ラウンジがある。海外ではバンコク・シンガポール・ロンドン・ドバイなど、乗り継ぎの多い空港ほど選択肢が豊富だ。

会員種別と費用(2026年)

会員種別 年会費 ラウンジ利用料 同伴者
スタンダードUS$99US$35/回US$35/回
スタンダードプラスUS$329年10回まで無料、超過US$35/回US$35/回
プレステージUS$429無制限無料US$35/回

単体で加入するとプレステージでも年US$429かかる。年に6回以上ラウンジを使うなら元が取れる計算だが、クレジットカード付帯のほうがコスト効率は圧倒的に高い。

日本の対応空港ラウンジ一覧

空港 ラウンジ名 ターミナル 特徴
成田国際空港IASS EXECUTIVE LOUNGET1・T2軽食・ドリンク無料
羽田空港Sky Lounge第3ターミナル(国際線)食事・シャワー完備
関西国際空港比叡(KIXエアポートラウンジ)第1ターミナル軽食・ビュッフェ
中部国際空港(セントレア)プレミアムラウンジ セントレア第1ターミナル和洋食・温泉
福岡空港KAL Business Class Lounge国際線ドリンク・軽食
新千歳空港ロイヤルラウンジ スカイ国際線ドリンク・軽食
那覇空港ハーバービューラウンジ国際線軽食・ドリンク

なお、国内線エリアのANAラウンジ・JALサクララウンジにはプライオリティパスで入れない。プライオリティパスが使えるのは主に国際線エリアの独立系ラウンジだ。

クレジットカード付帯で実質無料にする方法

プライオリティパス(プレステージ会員)が付帯する主なクレジットカードは以下の通りだ。

カード名 年会費 プライオリティパス ポイント還元
楽天プレミアムカード11,000円プレステージ(年5回まで無料)1〜3%
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス22,000円プレステージ(無制限)JALマイル高還元
エポスプラチナカード20,000円(招待は年会費優遇あり)プレステージ(年間利用制限あり)ポイント高還元
三井住友カード プラチナ55,000円プレステージ(無制限)Vポイント還元
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム165,000円プレステージ(無制限)ANAマイル高還元

コスト効率が高いのは楽天プレミアムカードだ。年11,000円でプライオリティパスが付く。年5回の無料利用制限があるが、海外旅行を年2〜3回するだけで元が取れる。

より頻繁に使うなら、セゾンプラチナかエポスプラチナが選択肢になる。マイルとの組み合わせを重視するなら、ANAアメックスプレミアムも検討に値する。

ANAラウンジとの違い・SFCとの使い分け

ANAラウンジとプライオリティパス対応ラウンジは別物だ。

ANAラウンジはANA便搭乗者・SFC/ダイヤモンド会員向けに設けられた施設で、プライオリティパスでは入れない。逆に、プライオリティパス対応の独立系ラウンジにはSFCだけでは入れない場合がある。

両者を使い分けるのが現実的な選択だ。

状況 使うべきラウンジ 理由
ANA便で出国ANAラウンジ優先SFC/上級会員なら無料、設備が充実
他社便で出国プライオリティパスANAラウンジには入れないため
乗り継ぎ(海外空港)プライオリティパススターアライアンスラウンジ以外はPP対応が多い
SFCなし・エコノミー搭乗プライオリティパス一択ステータスなしでもラウンジを使える唯一の手段

SFC取得を目指している段階では、プライオリティパスを持っておくと修行中の移動が快適になる。SFC取得後は用途が絞られるが、他社便や海外乗り継ぎ時には引き続き活躍する。

SFC修行の詳細はSFC修行2026 完全ガイドにまとめている。

プライオリティパスを使うときの注意点

利用する前に確認しておきたいことがいくつかある。

まず、ラウンジによって利用時間に制限がある。多くは「3時間まで」などのルールを設けている。フライトの直前だけでなく、到着後すぐに使うつもりなら、到着便での利用が可能か確認しておく必要がある。

次に、カード付帯の場合は年間利用回数に制限がある場合がある。楽天プレミアムカードは2024年以降、年5回まで無料利用に変更された。年間の旅行回数に合わせて、カードの条件を確認しておくこと。

同伴者は多くの場合、別途1名あたりUS$35の費用がかかる。家族で利用するなら、同伴者費用が無料のカードを選ぶか、全員分のカードを用意するほうが得になることがある。

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よくある質問

プライオリティパスはどこで申し込めますか?

公式サイト(prioritypass.com)から直接申し込むか、プライオリティパスが付帯するクレジットカードを申し込む方法がある。クレジットカード付帯のほうがコスト効率は高い。

楽天プレミアムカードのプライオリティパスで年5回制限はどう数えますか?

カード会員本人が1回利用するごとに1回とカウントされる。同伴者は別途US$35がかかるが、回数には含まれない。年5回を超えた分は本人も1回あたりUS$35が請求される。

ANAラウンジとプライオリティパスのラウンジ、どちらが良いですか?

ANAラウンジのほうが設備・食事の質ともに高い傾向がある。ただし利用できるのはANA便搭乗者・SFC/上級会員のみ。プライオリティパスは航空会社・クラスを問わず使えるのが最大の利点だ。

海外の乗り継ぎ空港でも使えますか?

使える。むしろ海外空港のほうがプライオリティパス対応ラウンジの数が多い。バンコク・ドバイ・シンガポール・ロンドンなど乗り継ぎの多い空港では複数の対応ラウンジから選べる場合がある。

同伴者を無料で連れて入れる方法はありますか?

一部のプレミアムカードでは、同伴者も無料で入れる特典がある。三井住友カード プラチナリファードなどが対象だ。家族旅行が多い場合は、同伴者特典の有無を確認してカードを選ぶとよい。