コッツウォルズ旅行記|バイブリー・ボートン・オン・ザ・ウォーターを歩いて、マナーハウスに泊まる

イングランドの田園地帯を走り、石造りの村に泊まる。コッツウォルズはずっと訪れてみたかった場所です。ロンドンから車を走らせ、バイブリーとボートン・オン・ザ・ウォーターを歩き、マナーハウスに一泊した旅の記録をまとめます。

コッツウォルズとはどんな場所か

コッツウォルズはイングランド中西部に広がる丘陵地帯で、オックスフォードシャー・グロスターシャー・ウォリックシャーなどの州にまたがっています。ロンドンから車で約2時間。広大な田園風景の中に、蜂蜜色の石(コッツウォルズストーン)でつくられた村が点在しています。

  もともとは中世の羊毛産業で栄えた地域で、当時の豊かさが石造りの建物に残っています。村の規模は小さいですが、それぞれに歩き回れる路地や川沿いの道があり、じっくりと時間をかけて巡るのが合っています。

エリア イングランド中西部(グロスターシャー・オックスフォードシャーなど)
ロンドンからのアクセス 車で約2時間 / オックスフォード経由でレンタカーが便利
おすすめシーズン 春〜夏(5〜8月)。緑の丘と石造りの村の対比がきれい
移動手段 レンタカーが基本。バスもあるが本数は少ない

バイブリー — 英国でいちばん美しい村

バイブリー(Bibury)は、コッツウォルズを訪れる人がまず目指す村のひとつです。19世紀のデザイナー・思想家であるウィリアム・モリスが「英国でいちばん美しい村」と称したことで知られています。 村の中心にあるアーリントン・ロウ(Arlington Row)は、17世紀に羊毛を加工する織物工の集合住宅として建てられた石造りの建物群です。現在もナショナル・トラストが管理しており、今は一般住居として使われています。建物の前を流れるコーン川と、その川岸に残る水草の緑、そして蜂蜜色の石壁が組み合わさった景色は、写真で見るよりも実際の場の空気感がずっと豊かです。 川沿いの小道をゆっくり歩くと、白鳥や鴨が泳ぐ姿が見えます。スワン・ホテル前の水辺も落ち着いた眺めで、ここでしばらく座っているだけで気持ちが整う感覚がありました。バイブリーには観光客向けのカフェや土産物店も数軒あり、休憩しながら回るのにちょうどいい規模です。  

ボートン・オン・ザ・ウォーター — コッツウォルズのヴェニス

ボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton-on-the-Water)は、村の中心部を流れるウィンドラッシュ川に低い橋がいくつも架かっていることから「コッツウォルズのヴェニス」と呼ばれています。川の水は透明度が高く、浅い流れの中を魚が泳ぐ姿がよく見えます。 バイブリーと比べると観光地化が進んでいますが、川沿いを歩くだけでも気持ちがいい場所です。水辺のティールームでクリームティーをいただいたり、アンティークショップをのぞいたりしながら、ゆっくりと過ごしました。石畳の通りにはアイスクリームショップや地元のベーカリーも並んでいます。 この村を拠点に周辺の村を車で巡るのもいい方法です。バーフォードやストウ・オン・ザ・ウォルドなど、それぞれに個性のある村が30分以内の距離にいくつもあります。  

マナーハウスに泊まる

今回の宿泊はコッツウォルズのマナーハウスホテル(Rectory Hotel)です。チッピング・カムデン近郊に位置し、数百年前に建てられた石造りの邸宅を改築したホテルです。外観はコッツウォルズストーンのままで、内部はアンティーク家具と現代的な快適さが組み合わさっています。 客室はひとつひとつ異なるインテリアでコーディネートされており、ホテルというよりも誰かの邸宅に泊まらせてもらっているような感覚があります。暖炉のあるラウンジでは夕方からアフタヌーンティーのサービスがあり、地元産の食材を使った料理が楽しめます。ディナーも館内でいただきましたが、シンプルな英国料理の丁寧な仕上がりで満足できました。       朝食は窓から庭が見えるダイニングルームでいただきます。フルイングリッシュブレックファストのほか、フレッシュフルーツやシリアル、地元のチーズもそろっています。朝のうちに庭を少し歩くと、露が落ちた芝生と石塀の組み合わせが絵のようです。コッツウォルズを旅するなら、こういう宿に泊まることそのものが旅の目的になります。  

コッツウォルズ旅行の準備と注意点

コッツウォルズを効率よく回るにはレンタカーが必要です。ロンドンのヒースロー空港かオックスフォードでレンタルし、そのまま西へ向かうルートがスムーズです。左側通行に慣れていない場合は最初の数時間に集中力が要りますが、交通量の少ない田舎道が多いので慣れてくれば走りやすいです。 訪れるタイミングとしては、花が咲く春から夏(5〜8月)がいちばん景色がきれいです。ただ7〜8月はイギリスの学校休暇にあたり、観光客も多くなります。秋(9〜10月)は人が少なく、紅葉と石造りの村の組み合わせも趣があります。

よくある質問

Q. コッツウォルズはイギリスのどこにありますか?

A. コッツウォルズはイングランド中部、ロンドンから北西に約150kmのエリアです。グロスタシャー・オックスフォードシャー・ウォリックシャーにまたがる丘陵地帯で、ハチミツ色の石造り村が点在します。

Q. コッツウォルズ観光のベストシーズンはいつですか?

A. 5〜6月の初夏と9月が最もおすすめです。バラが咲く6月は特に美しく、観光客も多くなります。7〜8月は込み合い、冬(11〜2月)は閑散としますが霧がかった静かな村を楽しめます。

Q. ロンドンからコッツウォルズへの行き方は?

A. ロンドン・パディントン駅からチェルトナム・スパ駅まで約2時間の列車が便利です。村を巡るにはレンタカーが理想的です。バイブリー・バーフォード・ボートン・オン・ザ・ウォーターが代表的な訪問先です。

Q. コッツウォルズで最も有名な村はどこですか?

A. バイブリー(Bibury)が最も有名で、ウィリアム・モリスが「イングランドで最も美しい村」と称えたアーリントン・ロウが有名です。ボートン・オン・ザ・ウォーター(小さなヴェニスとも呼ばれる)も人気の観光地です。

この記事を書いた人
TE travel 編集部
TE travel は、Team Elite メンバーによる旅行記録サイトです。ANAダイヤモンド・マリオット チタンエリート・ヒルトン ダイヤモンドなど、各プログラムの上級ステータスを実際に取得・維持しながら、ファーストクラス・ビジネスクラス・ラグジュアリーホテルを体験した記録を発信しています。ポイント・マイルの使い方から、上級会員だけが知る現場の実感まで、数字では伝わらない情報をお届けします。