ANAが香港線・韓国線でビジネスクラスも入札アップグレード開始

ANA787のビジネスクラス座席

ANAがビジネスクラスの入札アップグレードを拡大

わたしはANAの新しい発表を見て、これは要チェックだなと思いました。ANAがついに、ビジネスクラスへの入札アップグレード(Bid Upgrade)を香港線と韓国線でスタートさせるという内容です。これまでプレミアムエコノミーへのアップグレード入札はありましたが、ビジネスクラスまで対象が広がるのは日本の航空会社としても大きな一歩といえます。

入札アップグレードは、エコノミークラスの航空券を購入した人が、追加料金を自分で提示してビジネスクラスへのアップグレードを申し込める仕組みです。ANAがその金額を審査して、空席状況に応じて承認されると、当日ビジネスクラスに乗れるというもの。定価でビジネスクラスを買うよりも安く乗れる可能性があるので、旅行好きにはうれしい選択肢がふえたことになります。

対象路線と概要

項目 内容
対象路線 香港線・韓国線(ソウル線など)
アップグレード先 ビジネスクラス
対象クラス エコノミークラス購入者
申込方法 メールなどでの案内から入札
支払い 承認時のみクレジットカード決済

なぜ短距離のアジア線からなのか

わたしなりに考えると、香港線や韓国線はフライト時間が比較的短く、テストしやすい路線だからだと思います。北米や欧州のような長距離線でいきなり始めるよりも、需要のよめる近距離アジア線でノウハウを積んでから広げるほうが、ANAとしても運用しやすいはずです。今後、成功すればほかのアジア路線や、いずれは長距離路線にも広がっていく可能性があります。

香港国際空港のターミナルビル
香港国際空港のターミナルビル(写真:Wikimedia Commons / Diego Delso / CC BY-SA 3.0)

入札アップグレードを活用するコツ

わたしが海外の航空会社で入札アップグレードを使ってきた経験から言うと、いくつかコツがあります。まず、最低入札額ぎりぎりだとまず通りません。少し上乗せした金額で入れるのがコツです。また、混みあう連休や週末便よりも、ビジネスクラスに空席が残りやすい平日便のほうが承認されやすい印象があります。さらに、当日空港でのアップグレードよりも事前に決まるので、旅程を落ち着いて計画できるのもメリットです。

ただし、承認されるかどうかは出発の数日前までわからないことが多いので、確実にビジネスクラスに乗りたい人は素直に正規運賃かマイルで発券するほうが安心です。あくまで「当たればラッキー」という気持ちで申し込むのがちょうどよいと思います。

よくある質問

Q. 入札アップグレードの案内はどこから届きますか?

A. 多くの場合、ANAから登録メールアドレス宛に案内メールが届きます。対象便に搭乗予定の方に自動的に届く仕組みで、メール内のリンクから専用サイトへ進んで入札金額を入力する流れです。届かない場合は対象外の可能性もあります。

Q. マイルでとった特典航空券もアップグレード対象ですか?

A. 通常、入札アップグレードは有償運賃で発券されたチケットが対象で、特典航空券は対象外となるケースが一般的です。特典航空券からのアップグレードは、別途アップグレードポイントやマイルを使う仕組みが用意されているので、そちらを確認してみてください。

Q. 入札が通らなかった場合はどうなりますか?

A. 承認されなかった場合はカードに請求されず、もとのエコノミークラスのまま搭乗することになります。落選の連絡もメールで届くので、当日空港でヤキモキする必要はありません。金銭的な負担はないので、気軽に入札できるのがメリットです。

Q. マイルやプレミアムポイントは通常どおり加算されますか?

A. マイルやプレミアムポイントの積算は、もともと購入したエコノミークラスの運賃クラスに準じるのが一般的です。ビジネスクラスに乗ってもアップグレードした差額分の積算にはならないので、修行目的の方はこの点に注意してください。

Q. どのくらいの金額を入札すれば通りやすいですか?

A. 路線や便の混雑状況によりますが、香港線や韓国線のような短距離では最低入札額の1.5倍前後を目安にする方が多い印象です。空席が多そうな平日便なら最低額でも通ることがあり、逆に週末や連休は高めに入れないと難しいと感じます。

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この記事を書いた人
TE travel 編集部
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