ANA THE Suite(ファーストクラス)就航路線2026完全版|乗れる便と特典航空券の取り方

このページは「ANAビジネスクラス完全ガイド(2026年最新版)」のクラスター記事です。全体像を把握したい方は先に完全ガイドをご覧ください。

ANA THE Suite は、B777-300ER(4クラス仕様)のファーストクラスとして設置されている個室型シートだ。前後を仕切る背の高いパーティションとドアで囲われ、シートがフルフラットになってベッドになる。ドアはあるが施錠はできない。この記事では、どの路線・便番号で乗れるのか、特典航空券での取り方まで詳しく整理する。

THE Suite の座席詳細・アメニティについては、ANA THE Suite レビュー|B777-300ERの個室型ファーストクラスで解説している。

ANAのボーイング777-300ER型機。THE Suite(ファーストクラス)が設置されている機材
ANA THE Suite はボーイング777-300ER(4クラス仕様)のファーストクラスに設置されている。

THE Suite 就航路線一覧(2026年版)

THE Suite はB777-300ER(4クラス仕様)専用のプロダクトのため、この機材が運航する路線が対象になる。主要な就航路線は以下のとおりだ。

出発地 目的地 代表便番号 機材 フライト時間(目安)
羽田(HND) ニューヨーク JFK NH109 / NH110 B777-300ER 約13〜14時間
羽田(HND) ロンドン ヒースロー NH211 / NH212 B777-300ER / B787-9混在 約14時間
羽田(HND) ワシントン D.C. NH181 / NH182 B777-300ER 約13〜14時間
羽田(HND) シカゴ ORD NH111 / NH112 B777-300ER 約12〜13時間

重要な注意点として、ロンドン線などはB777-300ERとB787-9の両方が運航しており、B787-9使用便には THE Suite は搭載されていない。パリ・フランクフルトなど路線によってはB787-9が中心でファーストクラス自体が設定されない期間もある。予約時に機材を確認し、B777-300ERのシートマップにファーストクラスの表示があるかを必ず確認することが必須だ。運航機材は時期によって変わるため、最新の路線・機材はANA公式サイトでご確認いただきたい。

THE Suite を確実に取るための路線選び

THE Suite が最も安定して搭乗できるのは、B777-300ERが固定的に使われている路線だ。羽田→ニューヨーク(NH109/110)・羽田→ワシントン(NH181/182)・羽田→シカゴ(NH111/112)は、B777-300ERの比率が高く比較的安定している。

いっぽう、ロンドン線などはB787-9との混在があるため、特定の便番号と機材の組み合わせを予約時に確認することがより重要になる。

特典航空券でのマイル目安

区間 ビジネスクラス(THE Room) ファーストクラス(THE Suite)
日本〜北米 シーズンにより変動(ANA公式でご確認ください) シーズンにより変動(ANA公式でご確認ください)
日本〜ヨーロッパ シーズンにより変動(ANA公式でご確認ください) 片道 L82,500/R95,000/H165,000マイル

※ 2026年5月以降のANA新特典航空券制度に基づく目安。路線・シーズンにより変動します。正確なマイル数はANA公式サイトでご確認ください。

特典航空券の取り方

THE Suite の特典航空券は枠が限られており、競争率が高い。以下の方法を組み合わせて取得確率を上げることが重要だ。

まず出発355日前から予約が開始される(往復旅程の場合は復路搭乗日の355日前から)。開始直後は空席が多く、最も取りやすいタイミングだ。会員ステータスによる先行予約枠はなく、一般会員でも355日前から同じ条件で予約できる。SFC会員(スーパーフライヤーズ会員)はANA国際線の予約を電話でも行えるため、ウェブと電話の両方を活用する。また、キャンセルが出ることもあるため、希望日を定期的にチェックする継続確認も有効だ。

ANAマイルの貯め方・SFC取得については、ANAマイル・SFC完全ガイド(2026年版)をあわせてご覧ください。

THE Suite vs THE Room — ファーストかビジネスか

ANA THE Room の座席全景。大型モニターとサイドテーブルを備えたビジネスクラス個室
比較対象となるビジネスクラス「THE Room」。同じ777-300ERの後方に配置される。

マイル数の差は大きいが、体験の差はそれ以上に感じる人が多い。背の高いパーティションとドアで囲われた個室、フルフラットになる2m超のシート、8席だけの静かなキャビンという要素は、THE Room にはない空間のゆとりをもたらす。一生に一度の記念旅行や、確実に睡眠を取りたい14時間超のフライトには、THE Suite が最良の選択肢になる。

よくある質問(FAQ)

Q1. ANA THE Suite はどの路線で乗れますか?

THE Suite はB777-300ER(4クラス仕様)に搭載されており、羽田発のニューヨーク・ロンドン・ワシントン・シカゴなど長距離路線が中心です。ただし同じ路線でもB777-300ER(THE Suite搭載)とB787-9(THE Suite非搭載)の便が混在することがあり、機材はシーズンによって変わります。予約時に機材・シートマップを確認することが重要です。最新の路線・機材はANA公式サイトでご確認ください。

Q2. THE Suite の特典航空券はどれくらい難しいですか?

ファーストクラスの特典航空券は枠が少なく、一般的にビジネスクラスよりも争奪率が高い傾向があります。ANAの場合、SFC会員(スーパーフライヤーズ会員)や上級会員は電話での予約もできるため、電話も活用しながら空席情報を継続的にチェックすることが取得のポイントです。出発355日前から予約が可能で、会員ステータスによる先行枠はありません。

Q3. THE Suite は2026年以降も維持されますか?

現時点でANAはB777-300ERの運航を継続しており、THE Suite の廃止・縮小に関する公式発表はありません。ただし将来的なB777Xへの世代交代が進む場合、ファーストクラスプロダクトの改変が行われる可能性はあります。最新の情報はANA公式サイトでご確認ください。

Q4. THE Suite と THE Room の違いは何ですか?

THE Suite はB777-300ERのファーストクラス(最前列エリア)に設置された個室型シートで、背の高いパーティションとドアで囲われ、シートがフルフラットになります。ドアはありますが施錠はできません。THE Room は同じB777-300ERのビジネスクラスゾーンに設置されたスライドドア付き個室です。THE Suite はファーストクラス体験として、プライバシー・スペース・アメニティすべてが上位グレードになっています。

Q5. THE Suite に乗るには何マイル必要ですか?

路線・シーズンによってマイル数が変動します。日本〜ヨーロッパのファーストクラスは片道でローシーズン82,500マイル・レギュラーシーズン95,000マイル・ハイシーズン165,000マイルが目安です。北米線はゾーンにより異なります。正確な数値はANA公式サイトの特典航空券必要マイルチャートでご確認ください。

まとめ

THE Suite はB777-300ER(4クラス仕様)で運航する長距離路線が対象となる。同じ路線でもB787-9使用便には搭載されていないため、予約時の機材確認が必須だ。特典航空券の競争率は高いが、出発355日前の空席確認・SFC資格の活用・継続的なキャンセル待ちなど複数の手段を組み合わせることで取得確率を高められる。

THE Suiteに乗るための実践的な取り方——特典航空券の空席を狙う

THE Suiteはファーストクラスのため、特典航空券での発券はビジネスクラスより難易度が高い。ただし、正しい方法で狙えば現実的に取得できる。

THE Suite特典航空券の必要マイル数

路線 ファースト(片道) 比較的取りやすい時期の目安
日本〜ヨーロッパ(ロンドンなど) L82,500/R95,000/H165,000マイル ローシーズンの平日便
日本〜北米(ニューヨーク・ワシントンなど) ゾーン・シーズンにより変動(ANA公式でご確認ください) ローシーズンの平日便

空席が出やすいパターンと狙うタイミング

THE Suiteの特典航空券は「出ない」という印象を持つ人が多いが、以下のパターンで空席が発生しやすい。

  • 355日前の予約解放直後——最も空席が多い。会員ステータスによる先行枠はないため、一般会員でも解放時点で同じ条件で狙える
  • 出発の直前——キャンセルにより特典枠が放出されることがある。空席状況を定期的に確認する
  • ローシーズンの平日便——ローシーズンの平日出発が最も取りやすい。週末や連休前後は難易度が高い

SFCがなくてもTHE Suiteに乗れるか

ANA一般会員(SFC非保有)でもTHE Suiteの特典航空券は予約できる。予約可能日は355日前から。ANA国際線特典航空券には会員ステータスによる先行予約枠はなく、ダイヤモンドやプラチナなどの上級会員でも予約解放日は同じ355日前だ。

現実的な対策として、複数の日程を候補として持ち、355日前の予約解放(日本時間の午前9時)にあわせて素早く確認・予約する方法が有効だ。

路線別——THE Suiteの体験価値と選び方

上昇するANAのボーイング777-300ER型機。THE Suiteを狙える長距離国際線に投入される
THE Suite 搭載の777-300ERは主要な長距離国際線に投入されている。

THE Suiteの搭乗体験はどの路線でも同じではない。フライト時間・サービス内容・地上サービスを合わせて考えると、路線によって体験価値が大きく変わる。

長距離欧州便(12〜14時間)——THE Suiteの本領発揮

ロンドン・パリ・フランクフルト便は、ANA THE Suiteの体験を最大化できる路線だ。12時間以上のフライトでは、食事・睡眠・エンターテイメントをすべてフルに楽しめる。特に羽田〜ロンドン(NH211/212)は、出発・到着時刻の組み合わせが日本人には快適で、ビジネス目的でも観光目的でも使いやすい。

  • THE Suiteの個室感と広さが12時間以上で真価を発揮
  • 機内食は欧州便で最高のコース構成(離陸後・到着前の2回)
  • スパークリングワインをはじめとするプレミアム酒類が充実
  • 羽田発ならファースト・ダイヤ限定の「ANA SUITE LOUNGE」も利用可能

北米便(10〜13時間)——ビジネス利用に最適

羽田〜ニューヨーク(NH109/110)・羽田〜ワシントン(NH181/182)などの北米長距離便は、ビジネス出張者に人気が高い。フライト時間が欧州便より短い場合があるが、それでもTHE Suiteの個室空間を十分活用できる。

中距離アジア便(7〜9時間)——コスパで考えると選択肢に

THE Suiteを搭載するB777-300ERは主に欧米の長距離路線で運用される。アジア路線に投入されるかどうかは時期の機材繰りによるため、確実ではない。アジア便でのファーストクラス設定の有無は、予約時にANA公式のシートマップで確認したい。

2027年以降の路線拡大見通し

THE SuiteはB777-300ER(4クラス仕様)に限って搭載されている。ANA全体の機材更新計画を考えると、今後の路線展開の方向性はある程度予測できる。

時期 想定される変化
2026〜2027年 現行路線の維持。B777-300ERの機材更新が進む中、THE Suite搭載機の稼働が続く
2027〜2028年 B777X導入が本格化する可能性。次世代機の仕様次第でファーストクラス設定が変わる
2028年以降 THE Suiteの後継プロダクトが登場する可能性。現行THE SuiteはB777-300ER限定のため、機材退役に伴って提供形態が変わる見込み

THE Suiteは現行B777-300ERに搭載されている専用プロダクト。B777の退役が進む前に乗っておくことが、長期的に見た最善のタイミングといえる。2026〜2027年が現行THE Suiteを体験できるウィンドウとして現実的だ。

Take Travel 動画:ANA ファーストクラス THE Suite 搭乗記 ロンドン→羽田

Take Travel 動画:ANA SUITE LOUNGE 滞在記 羽田→ロンドン

TE TRAVEL

世界一周検定

全50問。半分こたえられたら、旅慣れた人です。

世界の食卓、国のなりたち、空と海の移動、泊まるところ。旅の本にもガイドブックにも、たいてい載っていない問題を集めました。

50 4択その場で採点 無料受験料

30問をこえると、名前の入った認定証をお送りしています。印刷して飾れるA4横と、そのままSNSに出せる正方形のカードの二枚組です。

挑戦する(無料)

行程を組んでみる

回りたい都市を並べるだけで、総飛行距離・運賃の区分・大陸をまたぐ回数・諸税の目安がその場で出ます。スターアライアンスとワンワールドの両方に対応しています。

世界一周ルート シミュレーター

この記事を書いた人
TE travel 編集部
TE travel は、Team Elite メンバーによる旅行記録サイトです。ANAダイヤモンド・マリオット チタンエリート・ヒルトン ダイヤモンドなど、各プログラムの上級ステータスを実際に取得・維持しながら、ファーストクラス・ビジネスクラス・ラグジュアリーホテルを体験した記録を発信しています。ポイント・マイルの使い方から、上級会員だけが知る現場の実感まで、数字では伝わらない情報をお届けします。