マリオット ボンヴォイ アメックス(2種類)・ヒルトン・オナーズ アメックス(2種類)・ANA アメリカン・エキスプレス・ゴールド — これら5枚を横並びで比較します。それぞれに明確な得意分野があり、「万能の1枚」はありません。旅行スタイルに合わせてどれを持つべきかを整理します。
5枚の基本スペック一覧
| カード | 年会費 | 入会時の自動ステータス | 最大の特典 |
|---|---|---|---|
| マリオット ボンヴォイ アメックス プレミアム | 82,500円 | Marriott ゴールドエリート | プラチナ昇格(2025年は400万円・2026年からは500万円)/継続で最大50,000ポイント無料宿泊 |
| マリオット ボンヴォイ アメックス スタンダード | 34,100円 | Marriott ゴールドエリート | マイル交換に使えるポイント |
| ヒルトン・オナーズ アメックス プレミアム | 66,000円 | Hilton ゴールド | 200万円でダイヤモンド昇格+継続で無料宿泊1泊(年間300万円利用で2泊) |
| ヒルトン・オナーズ アメックス スタンダード | 16,500円 | Hilton ゴールド | アップグレード・レイトチェックアウト/年間150万円利用で無料宿泊1泊 |
| ANA アメックス ゴールド | 34,100円 | なし | フライトボーナス+25%・マイル直積算 |
※年会費・条件は変更される場合があります。最新情報は各カードの公式サイトでご確認ください。
「何が得意か」で見る5枚
マリオット ボンヴォイ プレミアム — マイル変換機として最強
マリオット ボンヴォイのポイントは、世界45以上の航空マイルに交換できます。60,000ポイントを一括交換するとANAマイルに25,000マイル(5,000マイルボーナス込み)になります。

ANAマイルをホテル宿泊経由で貯める手段として、マリオット プレミアムカードは強力です。ただし「ANAマイルを直接貯めたい」という目的だけならANA Amexのほうがシンプルです。マリオット ボンヴォイの強みは「ホテルも旅行もマイルもまとめて」という一元化にあります。
プラチナエリートへの昇格条件は年間400万円(2025年)/500万円(2026年以降)のカード利用です。なお2025年の400万円は期間限定の経過措置で、2026年からは500万円が基準になります。プラチナになると朝食・スイートアップグレード・ラウンジアクセスが加わります。
さらにカード継続時には、上限50,000ポイントまでの無料宿泊特典が付与されます。マリオットのカテゴリー次第では、この1泊だけで年会費の大部分を回収できます。
ヒルトン プレミアム — ダイヤモンドを目指せる唯一のカード
ヒルトン・オナーズのダイヤモンドを通常取得するには年間60泊が必要です。このカードを年間200万円以上利用することでダイヤモンド昇格への近道が開きます。
ダイヤモンドの「朝食無料(対象ブランドで2名分)」は、都市ホテル泊では1泊あたり5,000〜10,000円相当の価値になります。また毎年のカード継続で無料宿泊1泊(年間300万円以上の利用で2泊)が付与され、この特典だけで年会費の大部分を回収できます。
ヒルトン・オナーズのポイントはANAマイル・JALマイルへ10:1のレートで移行できます。ただし交換レートは航空マイルに寄せると宿泊利用より価値が下がりやすいため、ヒルトン系列の宿泊に使うほうが得なケースが多い点は意識しておきたいところです。
ANA アメックス ゴールド — フライトマイルの上乗せ
フライトマイル+25%は、年間に飛ぶ距離が多いほど効いてきます。東京 — ヨーロッパの往復を年4回以上する方なら、このボーナスだけで年会費コストを回収できます。
ANAのどのキャビンで乗っても、ボーナスマイルが乗るため、飛ぶほど差が大きくなります。プライオリティパス スタンダード(年2回無料)も付帯します。
ホテルグループ別:どのカードが効くか
| ホテルブランド | 最も効くカード |
|---|---|
| リッツ・カールトン・シェラトン・W・JWマリオット・コートヤード等 | マリオット ボンヴォイ プレミアム |
| ヒルトン・ダブルツリー・キュリオ・コンラッド・ウォルドーフ等 | ヒルトン アメックス プレミアム |
| インターコンチネンタル・クラウンプラザ・インディゴ等(IHG) | 別途IHG系カードが有利 |
| ハイアット・アンダーズ・パーク ハイアット等 | 別途World of Hyattカードが有利 |
マリオット・ヒルトン以外のホテルグループでは、それぞれのブランドカードを使うのが基本です。ANA Amexは特定のホテルグループに縛られないため、旅程に関係なく使えます。
年会費コストと回収シミュレーション
| カード | 年会費 | 回収の目安 |
|---|---|---|
| マリオット プレミアム | 82,500円 | プラチナ特典(朝食・アップグレード)年5〜6泊以上 |
| ヒルトン プレミアム | 66,000円 | ダイヤモンド朝食×約10泊(2名)で回収 |
| ANA アメックス ゴールド | 34,100円 | 欧米路線年4往復以上のボーナスマイルで回収 |
| マリオット スタンダード | 34,100円 | ポイント宿泊・マイル交換の活用次第 |
| ヒルトン スタンダード | 16,500円 | ゴールド特典(アップグレード等)年3〜4泊 |
旅行スタイル別・おすすめの組み合わせ
ANA長距離国際線 × ヒルトン系ホテルが多い
ANA アメックス ゴールド + ヒルトン アメックス プレミアム
フライトマイルをゴールドで稼ぎ、宿泊は年間200万円利用でダイヤモンドを目指す。ANAとヒルトンを主軸にする旅行者に最も効率的な組み合わせです。
マリオット系ホテル中心の旅
マリオット ボンヴォイ プレミアム 1枚
マリオット・シェラトン・ウェスティン・JWマリオット・リッツカールトンなど、世界最大規模のホテルネットワークをカバーします。プラチナエリートのアップグレード・朝食・ラウンジを活用しながら、貯めたポイントをANAマイルに変換するサイクルが完成します。
ホテルより航空マイル重視
ANA アメックス ゴールド 1枚(+必要に応じてホテルカード)
飛ぶことが多く、ホテルは宿泊数が少ない場合は、まずANA Amexゴールドの1枚持ちが合理的です。
出張が多く朝食節約を重視
ヒルトン アメックス プレミアム 1枚
ビジネストラベラーにとってダイヤモンドの朝食無料は最大のコスト削減要素です。ホテル代は経費でも朝食代は自己負担という方も多く、年間200万円以上のカード利用でダイヤモンドを取得し、10泊以上ヒルトン系に泊まれば年会費66,000円は最も早く回収できるカードといえます。
5枚を持つ必要はない
5枚すべてを持つのは現実的ではありません。旅行スタイルによって「メインホテルがどこか」「ANAをどれだけ使うか」で2〜3枚に絞るのが現実的な使い方です。
最低限の考え方として:
– マイルを貯める軸:ANA Amex ゴールド
– ホテルを快適に使う軸:マリオット or ヒルトン(よく泊まるほう)
この2枚が揃えば、日本発ヨーロッパ・アジアの旅行において、フライトからホテルまでの主要な場面をカバーできます。
関連記事(各カード詳細)
– マリオット ボンヴォイ 日本の全ホテル一覧
– ヒルトン・オナーズ 日本の全ホテル一覧
– マリオット ボンヴォイ アメックス2枚の詳細比較
– ヒルトン・オナーズ アメックス2枚の詳細比較
– ANA アメリカン・エキスプレス カード完全ガイド
– ANA ラウンジ完全ガイド
– ANA ファーストクラス THE Suite 搭乗記
よくある質問
Q. マリオット・ヒルトン・ANAのアメックスカード、どれがおすすめですか?
A. 旅行スタイルによります。ANA長距離便が多い方はANA Amexゴールド、マリオット系をよく使いANAマイルも貯めたい方はマリオット ボンヴォイ プレミアム、ヒルトン系でダイヤモンド取得を目指したい方はヒルトン アメックス プレミアムが向いています。
Q. マリオット ボンヴォイとヒルトン・オナーズはどちらが日本でホテル数が多いですか?
A. マリオット ボンヴォイのほうが多く、日本国内に約130以上の物件があります。ヒルトン・オナーズは45以上です。ただしヒルトンは2025〜2027年にかけてウォルドーフ・アストリア大阪・コンラッド名古屋など上位ブランドの開業が続いています。
Q. ANAマイルを効率よく貯めるにはどのカードがいいですか?
A. 2つの方法があります。①ANAアメックスゴールドでフライトボーナス25%を積み上げる方法と、②マリオット ボンヴォイ アメックス プレミアムでホテルポイントを貯め、60,000ポイント→25,000ANAマイルに変換する方法です。フライト主体の方は①、ホテル泊が多い方は②が有利です。
Q. ホテルのプラチナ・ダイヤモンドステータスをクレジットカードだけで取得できますか?
A. マリオット ボンヴォイ アメックス プレミアムは、2025年は年間400万円(期間限定の経過措置)、2026年からは年間500万円の利用でプラチナエリート取得可能。ヒルトン アメックス プレミアムは年間200万円の利用でダイヤモンド取得可能。どちらも実際の宿泊泊数なしにステータスを取得できます。
あわせて読みたい
TE travel 

