ANA アメリカン・エキスプレス カード完全ガイド|一般・ゴールド・プレミアム・SFC の全比較

ANA アメリカン・エキスプレス ゴールドカード

このページは「ANAマイル・SFC完全ガイド(2026年版)」のクラスター記事です。全体像を把握したい方は先に完全ガイドをご覧ください。

ANA アメリカン・エキスプレス・カードは、ANAマイルをカード決済で直接貯めることができる、ANAマイラーにとって定番のカードです。一般(グリーン)・ゴールド・プレミアムの3グレードに加え、ANAの上級会員資格を維持するための「スーパーフライヤーズカード(SFC)」があります。それぞれの特徴と違いを整理します。

ANA アメックス 3グレードの比較

項目 一般(グリーン) ゴールド プレミアム
年会費(本会員) 7,700円(税込) 34,100円(税込) 165,000円(税込)
年会費(家族カード) 2,750円 17,050円 4枚まで無料
マイル還元率(基本) 1,000円=10マイル
(移行コース登録時)
1,000円=10マイル 1,000円=10マイル
ANAフライトボーナスマイル +10% +25% +50%
入会・継続ボーナスマイル 1,000マイル 2,000マイル 10,000マイル
国内空港ラウンジ 本人+同伴者1名 本人+同伴者1名 無制限(プライオリティパス)
プライオリティパス なし スタンダード(年2回無料) 無制限
ANA SKYコイン交換 1.2〜1.7倍(AMCステータス・保有カードで変動。カードのグレードでは決まりません)
海外旅行傷害保険 最高3,000万円 最高1億円 最高1億円

※マイル還元率は「メンバーシップ・リワードからのマイル移行」を含むため、移行方法・移行レートにより変動します。最新情報はアメリカン・エキスプレス公式サイトでご確認ください。

ANA アメックス 一般(グリーン)カード

年会費7,700円。ANAカードの入門グレードです。フライトボーナスは+10%。カード決済で貯まるのはメンバーシップ・リワード・ポイントで、ANAマイルへ移行するには「ポイント移行コース」(年間参加費6,600円)への登録が必要です。登録すると1ポイント=1マイル(実質1,000円=10マイル・1%還元)で移行できます。国内空港ラウンジは本会員と同伴者1名まで無料。海外旅行傷害保険は最高3,000万円(利用付帯)。

ANAのボーイング787ドリームライナー
ANAのボーイング787ドリームライナー(写真:Wikimedia Commons / Julian Herzog (Website) / CC BY 4.0)

ANAをたまに乗る程度、まずカードを試してみたいという方に向いています。ゴールドカードとの年会費差は26,400円で、この差をフライトボーナスで回収できるかどうかが乗り換えの目安になります。

ANA アメックス ゴールド

年会費とマイル還元の仕組み

年会費34,100円。カード利用で貯まるのはアメックスの「メンバーシップ・リワード・ポイント」です。このポイントをANAマイルに移行します。

ゴールドカードは、一般カードで必要な「ポイント移行コース」(年間参加費6,600円)への登録が不要で、ポイント→マイルの移行手数料はかかりません。メンバーシップ・リワードのポイントをANAマイルに1ポイント=1マイルで移行でき、基本の移行レートは1,000円=10マイル(1%還元)です。

ANAフライトボーナス+25%

ANA便に搭乗するとフライトマイルに加えてボーナスマイルが付与されますが、ゴールドカード保有者は+25%のボーナスが乗ります。

例:東京 — ニューヨーク往復でフライトマイルが10,000マイルの場合、ゴールドカードなら+2,500マイルで合計12,500マイル。

一般カード(+10%)と比べると、飛行距離が長いほど差が大きくなります。長距離路線(ヨーロッパ・北米)をANAで頻繁に利用する方にとって、ゴールドのボーナス効果は明確に現れます。

プライオリティパス(スタンダード・年2回無料)

ゴールドカードにはプライオリティパス スタンダード会員資格が付帯します。年2回まで無料で世界中の空港ラウンジを利用でき、3回目以降は1回あたり35米ドルが必要です。家族カード会員もそれぞれ同様のプライオリティパスを取得できます。

プレミアムカードの無制限プライオリティパスと比較すると制限がありますが、年数回の海外旅行であれば十分に活用できます。

国内空港ラウンジ

ゴールドカードでは、全国の主要空港ラウンジを本会員と同伴者1名が無料で利用できます(カードラウンジ)。同伴者1名までの無料利用は一般カードでも同様です。ゴールドで手厚くなるのは、このあと触れるプライオリティパスや海外旅行傷害保険など、国内カードラウンジ以外の部分です。

ANA公式ラウンジ(ANAラウンジ・ANAスイートラウンジ)はANAの上級会員ステータス(SFC、ダイヤ等)で入るもので、カードのグレードとは別の話です。

海外旅行傷害保険

ゴールドカードの海外旅行傷害保険は最高1億円(利用付帯)。一般カードの最高3,000万円と比べると大幅に手厚くなっています。

入会・継続ボーナスマイル

  • 入会時:2,000マイル
  • 毎年継続時:2,000マイル

一般カードの1,000マイルと比較すると2倍。プレミアムの10,000マイルと比べると差が大きいですが、年会費比で見るとゴールドのボーナス効率は標準的です。

一般カードとの損益分岐点

一般(年会費7,700円)とゴールド(年会費34,100円)の差額は26,400円。フライトボーナスの差(+15%ポイント差)でこの差額を回収するには、仮に羽田 — ロンドン往復でフライトマイルが約16,000マイルの場合、15%分は約2,400マイル。マイル単価を3円と仮定すると7,200円/往復。年間4往復以上であれば、フライトボーナスだけで年会費差額をほぼ回収できる計算になります。

ANA アメックス プレミアム

年会費165,000円。プレミアムの主な違い:

  • フライトボーナス:ゴールド+25% → プレミアム+50%
  • 入会・継続マイル:2,000マイル → 10,000マイル
  • 家族カード:有料 → 4枚まで無料
  • プライオリティパス:スタンダード(年2回)→ 無制限
  • コンシェルジュサービス:なし → 24時間専任

プレミアムは年会費が5倍近くになりますが、年間マイル積算が非常に多い方・家族カードを複数枚使う方には合理的な選択です。


ANA スーパーフライヤーズカード(SFC)

SFC とは

スーパーフライヤーズカード(SFC)は、ANAの上級会員資格(プラチナ同等)を維持するためのクレジットカードです。通常のANA Amexカードとは根本的に性格が異なります。

通常のANA Amexカードはマイルを貯めるための「決済カード」ですが、SFCは「プラチナ相当の上級会員ステータスをカード保有中ずっと維持するためのカード」です。

SFCを持てる条件

SFCは誰でも申し込めるカードではありません。以下のいずれかを満たした方だけが申し込めます:

  • ANAのプラチナサービス会員またはダイヤモンドサービス会員であること(その年度中に申し込む)
  • ANA便での累計フライトマイルが100万マイルに達していること(ライフタイムマイル)

毎年一定の搭乗実績を積み上げ、プラチナかダイヤモンドを取得した年に申し込む — これが「SFC修行」と呼ばれる取り組みです。

SFCの3グレード

項目 スタンダード ゴールド プレミアム
年会費(本会員・VISA/Mastercard/JCB発行) 11,275円 16,500円 88,000円
年会費(本会員・アメックス発行) —(アメックス発行なし) 34,100円 165,000円
自動付与ステータス プラチナ相当(SFC) プラチナ相当(SFC) プラチナ相当(SFC)
フライトボーナスマイル +35% +40% +50%
スターアライアンス ゴールド

※年会費は変更される場合があります。最新情報はANA公式サイトでご確認ください。

SFCが付与する特典

SFCを保有しつづける限り、以下のプラチナ相当の特典が維持されます:

  • ANAラウンジ(国内線・国際線)へのアクセス
  • スターアライアンス加盟航空会社の1,000以上のラウンジを利用可能(スターアライアンス ゴールド)
  • 優先チェックイン・優先搭乗・優先手荷物受取
  • 優先空席待ち
  • 追加受託手荷物の無料枠

SFCとカードの関係

SFCはカードを維持しているあいだだけステータスが継続します。カードを解約するとステータスも消滅します。通常のANAマイル会員資格(ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンド)は毎年の搭乗実績で決まりますが、SFCは「カード保有=ステータス維持」という仕組みです。

2028年からのSFC制度変更

ANAは2028年4月以降、SFCを2つのティアに分ける制度改定を発表しました。当初案は次のとおりです:

  • SFC PLUS(年間カード利用300万円以上):現在の特典を維持
  • SFC LITE(300万円未満):ANAラウンジアクセスが失われ、スターアライアンス ゴールドの資格も外れる

当初案では、累計100万ANAライフタイムマイルに達している会員は、カード利用額にかかわらず自動的にSFC PLUSの対象とされていました。

ただし、この当初案には多くの会員から意見が寄せられ、ANAは2026年6月25日に改定内容の見直しを表明しています。見直し後の詳細は2026年9月末までにあらためて案内される予定で、現時点では確定していません。SFCを検討している方は、最新の公式発表を確認したうえで判断してください。


どのカードを選ぶか

状況 おすすめ
ANAを年数回乗る・まず試したい 一般(グリーン)
ANAを年4回以上・長距離路線が多い ゴールド
ANAを年10回以上・家族カードも使う プレミアム
すでにプラチナ/ダイヤモンドを達成した SFC ゴールド(コスパ最高)

SFCとゴールドカードを比較すると、SFCゴールドではプラチナ相当の特典(ラウンジ・優先搭乗・スターアライアンス ゴールド)がすべて手に入ります。年会費は発行ブランドで異なり、VISA/Mastercard/JCB発行のSFCゴールドが16,500円、アメックス発行のSFCゴールドは34,100円です。コスパを重視するなら、まずVISA/Mastercard発行を検討するのが現実的です。一方、通常のANA Amexゴールド(34,100円)にはステータスは付かず、あくまでマイルを貯めるためのカードです。両者は目的がまったく異なります。


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よくある質問

Q. ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの年会費はいくらですか?

A. 34,100円(税込)です。家族カードは1枚につき17,050円です。

Q. ANAアメックス ゴールドのフライトボーナスマイルは何%ですか?

A. 25%のボーナスマイルが加算されます。ANAグループ便に搭乗するたびに、通常付与されるマイルの25%が上乗せされます。

Q. SFCカード(スーパーフライヤーズカード)とは何ですか?

A. SFCはANAのプラチナ以上のステータスを取得した会員だけが申し込めるカードです。年会費を払い続ける限り、飛行回数に関わらずANAプラチナ相当(スターアライアンスゴールド)の資格が維持されます。

Q. ANAアメックス グリーン・ゴールド・プレミアムの違いは何ですか?

A. 年会費はグリーン7,700円・ゴールド34,100円・プレミアム165,000円。フライトボーナスマイルはグリーン10%・ゴールド25%・プレミアム50%。プライオリティパスはゴールド(年2回無料)とプレミアム(無制限)に付帯し、グリーンには付きません。

Q. ANAアメックス ゴールドとプレミアムはどちらが得ですか?

A. 年間のANAフライト頻度が高い方はプレミアムが有利(ボーナス50%、プライオリティパス無制限)。年数回の国際線利用ならゴールドのほうが年会費と特典のバランスがとれます。



行程を組んでみる

回りたい都市を並べるだけで、総飛行距離・運賃の区分・大陸をまたぐ回数・諸税の目安がその場で出ます。スターアライアンスとワンワールドの両方に対応しています。

世界一周ルート シミュレーター

この記事を書いた人
TE travel 編集部
TE travel は、Team Elite メンバーによる旅行記録サイトです。ANAダイヤモンド・マリオット チタンエリート・ヒルトン ダイヤモンドなど、各プログラムの上級ステータスを実際に取得・維持しながら、ファーストクラス・ビジネスクラス・ラグジュアリーホテルを体験した記録を発信しています。ポイント・マイルの使い方から、上級会員だけが知る現場の実感まで、数字では伝わらない情報をお届けします。