ユナイテッド航空が現地時間2026年8月25日、同社史上最大となる国際線ネットワークの拡大を発表しました。そのなかに、日本の旅行者にとって見逃せない2つの路線が入っています。那覇〜サンフランシスコ線と、関西〜ロサンゼルス線。どちらも2027年3月27日に開設されます。
とくに那覇線は大きなニュースです。ユナイテッド航空によると、開設後は米国から沖縄へ直行便を運航する米国の航空会社は同社だけになります。これまで北米から沖縄へ向かうには、東京・大阪・ソウルなどでの乗り継ぎが必要でした。その空白がついに埋まることになります。

この記事では、2路線のスケジュール・機材・運航曜日と、発表の背景にあるユナイテッド航空の大規模な国際線拡大について、わかっていることを整理します。
那覇〜サンフランシスコ線の概要
那覇〜サンフランシスコ線は2027年3月27日に開設され、週3往復で運航されます。機材はボーイング777-200ER。発表された便名とスケジュールは次のとおりです。
| 便名 | 区間 | スケジュール | 運航曜日 |
|---|---|---|---|
| UA833 | サンフランシスコ発 → 那覇着 | 10:35発 → 翌日15:50着 | 月・木・土 |
| UA834 | 那覇発 → サンフランシスコ着 | 17:50発 → 同日12:50着 | 火・金・日 |
那覇発は夕方に出て、日付変更線を越えるため同じ日の昼にサンフランシスコへ着きます。帰りの時間がまるごと戻ってくる感覚です。いっぽうサンフランシスコ発は午前に出発し、翌日の午後3時50分に那覇へ到着します。
発表されたスケジュールと時差から計算すると、飛行時間はサンフランシスコ発の往路が約13時間、那覇発の復路が約11時間になります。東京発の米国西海岸線と比べても、それほど変わらない長さです。
なお、この路線は2027年夏ダイヤ(10月下旬まで)の運航として発表されています。冬ダイヤ以降の扱いはまだ発表されていません。
週3往復という頻度は、旅程の組みかたに少しコツが要ります。たとえばサンフランシスコを月曜に出ると那覇着は火曜。帰りは金曜か日曜の那覇発を使う、という形になります。滞在日数が曜日で決まってくるので、休みの取りかたから逆算して計画するのがよさそうです。

沖縄にとって大きな一歩
沖縄は日本有数のリゾート地でありながら、北米からの直行便がない状態がつづいてきました。ハワイやグアムと比べたとき、太平洋を越えて沖縄へ向かう旅程はどうしても乗り継ぎ前提になり、米国からの旅行者には遠い島だったわけです。
サンフランシスコはユナイテッド航空の太平洋路線の拠点です。米国各地からサンフランシスコに集めた旅客を、そのまま那覇へ運ぶ。この直行便が、沖縄のインバウンド観光にとって新しい入口になります。

逆の方向で見ても意味があります。沖縄在住の方や、沖縄を旅の起点にする方にとって、羽田や成田を経由せずに米国本土へ渡れるルートができる。サンフランシスコからは米国内の乗り継ぎ網が広がっているので、西海岸だけでなく全米への入口として使えます。

関西〜ロサンゼルス線の概要
もうひとつの新路線が、関西〜ロサンゼルス線です。こちらは週7往復、つまり毎日1往復のデイリー運航。機材はボーイング787-9が投入される見通しです。ロサンゼルス発が2027年3月27日、関西発は翌3月28日に始まります。
| 便名 | 区間 | スケジュール | 運航頻度 |
|---|---|---|---|
| UA801 | ロサンゼルス発 → 関西着 | 14:40発 → 翌日18:50着 | 毎日 |
| UA802 | 関西発 → ロサンゼルス着 | 20:50発 → 同日15:25着 | 毎日 |
関西発は夜8時50分。仕事を終えてからでも間に合う時間帯で、ロサンゼルスには同じ日の午後3時25分に着きます。西海岸ならではの「出発した日に着く」スケジュールです。飛行時間はロサンゼルス発の往路が約12時間、関西発の復路が約10時間半になる計算です。
機材のボーイング787-9は、ユナイテッドの太平洋路線で主力になっている機体です。どの仕様の機材が入るかはまだ発表されていませんが、同社の長距離国際線ではフルフラットシートのビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」を備えた機材が使われています。座席仕様の続報にも注目したいところです。

ユナイテッド航空の関西路線は、サンフランシスコ線・グアム線につづく3路線目になります。同社のロサンゼルス〜関西線は1999年6月まで運航されていた路線なので、約28年ぶりの復活です。開設後、米本土の2都市から大阪へ就航する航空会社はユナイテッドだけになるとしています。

2025年の大阪・関西万博を経て、関西空港の国際線は活気が戻っています。ロサンゼルスへの毎日便は、関西圏からアメリカ西海岸への行きかたを大きく変えるはずです。

史上最大の国際線拡大のなかの日本
今回の発表は、日本2路線だけの話ではありません。ユナイテッド航空は2027年に、欧州とアジアであわせて10都市へ新規就航すると発表しています。那覇のほかは、トゥールーズ・マルセイユ(フランス)、ルクセンブルク、イビサ・バレンシア(スペイン)、テルセイラ(ポルトガル・アゾレス諸島)、リュブリャナ(スロベニア)、オルビア・カターニア(イタリア)と、欧州のリゾート・地方都市が並びます。
そのなかで、アジアからただひとつ選ばれたのが那覇でした。円安を背景に日本への旅行需要が伸びつづけていること、そして沖縄という目的地の力が評価されたことがうかがえます。
顔ぶれを眺めると、今回の拡大には共通点が見えてきます。大都市の基幹路線ではなく、リゾートや地方都市へ直行便を張る戦略です。大手が集まる幹線で競争するのではなく、直行便のなかった目的地を先に押さえて「そこへ行くならユナイテッド」という状況をつくる。那覇線は、まさにその考えかたの象徴といえます。
ユナイテッド航空の日本乗り入れは、東京(羽田・成田)と大阪(関西)のほか、グアムから名古屋・札幌にも路線をもっています。那覇が加わると、乗り入れ空港は6つになります。米国の航空会社としては群を抜いた日本ネットワークです。
マイル・特典航空券で乗るなら
ユナイテッド航空はANAと同じスターアライアンスの加盟航空会社です。つまり、ANAマイレージクラブの提携航空会社特典航空券の対象になります。ANAマイルを貯めている方なら、那覇〜サンフランシスコ線も関西〜ロサンゼルス線も、特典航空券の選択肢に入ってくるわけです。
必要マイル数や特典枠の開放状況は、予約開始後に実際の検索画面で確認する必要があります。週3往復の那覇線は座席の供給が限られるので、特典で狙うなら早めの計画が向いています。販売開始の時期や運賃はまだ発表されていないので、続報が出たらこのサイトでも追いかけます。
よくある質問
那覇〜サンフランシスコ線はいつから乗れますか?
2027年3月27日にサンフランシスコ発の初便が運航されます。週3往復(サンフランシスコ発は月・木・土、那覇発は火・金・日)で、機材はボーイング777-200ERです。
関西〜ロサンゼルス線の運航スケジュールは?
毎日1往復のデイリー運航です。ロサンゼルス発UA801便が14:40発・翌日18:50関西着、関西発UA802便が20:50発・同日15:25ロサンゼルス着。機材はボーイング787-9が投入される見通しです。
ANAマイルで特典航空券は取れますか?
ユナイテッド航空はスターアライアンス加盟航空会社なので、ANAの提携航空会社特典航空券の対象です。必要マイル数と空席状況は、予約開始後にANAの検索画面で確認してください。
那覇線は通年運航ですか?
2027年夏ダイヤ(10月下旬まで)の運航として発表されています。冬ダイヤ以降について、現時点では発表されていません。
まとめ
ユナイテッド航空の2027年3月の新路線を整理すると、次のようになります。
- 那覇〜サンフランシスコ線:3月27日開設・週3往復・ボーイング777-200ER
- 関西〜ロサンゼルス線:3月27日開設(関西発は28日)・毎日1往復・ボーイング787-9の見通し
- 米国から沖縄への直行便を運航する米国の航空会社はユナイテッドのみに
- 同社史上最大の国際線拡大(2027年に10都市へ新規就航)の一部
沖縄と米国本土が1本の直行便で結ばれる。長く空白だったところに橋が架かるニュースです。予約開始や運賃の発表があり次第、このサイトでも続報をお伝えします。
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