ANA中部〜北海道の季節路線が2026年7月17日就航——女満別・旭川・函館へ各1日1往復、夏の道内アクセスとプレミアムクラス活用術

ANA B737-800が飛行中

セントレアの搭乗口から乗り込んで、二時間ほど北へ飛ぶと、そこはもう北海道の夏です。ANAが名古屋(中部)と北海道を直接むすぶ季節路線を、2026年7月17日(金)に就航させました。女満別・旭川・函館の三つの空港へ、それぞれ1日1往復。運航は10月12日(月)までの期間限定です。

関西や中京圏から北海道へ向かうとき、これまでは羽田や新千歳での乗り継ぎが当たり前でした。その一手間がなくなるだけで、旅の体感時間はずいぶん変わります。わたしは搭乗記を書くとき、いつも「移動そのものが快適かどうか」を大切にしています。今回の季節路線は、まさにそこに効いてくる一本です。

ANA名古屋(中部)〜北海道 季節路線の概要

今回就航したのは、中部国際空港(セントレア)を起点に、道東・道北・道南の主要空港をむすぶ三路線です。いずれも夏の観光需要にあわせた期間運航で、秋の紅葉シーズンまでをカバーします。

路線 運航期間 便数 主な目的地
名古屋(中部)=女満別 2026年7月17日〜10月12日 1日1往復 網走・知床・オホーツク
名古屋(中部)=旭川 2026年7月17日〜10月12日 1日1往復 旭川・美瑛・富良野
名古屋(中部)=函館 2026年7月17日〜10月12日 1日1往復 函館・大沼・道南

三路線とも1日1往復なので、朝に発って夕方に戻るような日帰りの使い方には向きません。往路と復路で日をまたぐ旅程を組むのが基本です。北海道は広く、女満別・旭川・函館はそれぞれまったく違う表情をもっています。目的地から逆算して空港を選ぶと、道内の移動がぐっと楽になります。

目的地でこんなに変わる——三つの空港の使い分け

同じ北海道でも、どの空港に降りるかで旅の中身はまるで別ものになります。

北海道富良野のラベンダー畑
北海道富良野のラベンダー畑(写真:Wikimedia Commons / Douglas Perkins / CC BY 4.0)
  • 女満別空港:オホーツク側の玄関口。網走、知床半島、屈斜路湖や摩周湖といった道東の大自然へ。夏はラベンダーやひまわり、秋はサロマ湖のサンゴ草が見どころです。
  • 旭川空港:道北の中心。旭山動物園はもちろん、美瑛の丘、富良野のラベンダー畑まで車で一時間圏内。夏の北海道らしい風景を求めるなら、ここがいちばん近道です。
  • 函館空港:道南の港町。函館山の夜景、五稜郭、朝市、湯の川温泉。歴史と海の幸を落ち着いて楽しむ旅に向いています。

冒頭のアイキャッチにした富良野のラベンダー畑は、旭川空港から向かうエリアの夏の代表的な風景です。この彩りを見るためだけに飛ぶ価値がある、とわたしは思っています。

使用機材とプレミアムクラス

この季節路線には、ANA国内線の主力であるボーイング737-800型機が投入される見込みです。737-800は全166席で、前方にプレミアムクラスが8席、後方にエコノミークラスが158席という構成です。短距離の国内線でも、前方の8席だけは明確に別の時間が流れています。

函館の五稜郭
函館の五稜郭(写真:Wikimedia Commons / lumoplank / CC0)
項目 プレミアムクラス エコノミークラス
座席数(B737-800) 8席 158席
シート 本革・電動リクライニング・2+2配列 3+3配列
座席の広さ ゆったり(前後・左右とも余裕あり) 標準
機内サービス 専用の飲みもの・軽食(時間帯による) ドリンクサービス
個人モニター なし(機内Wi-Fiで対応) なし

737-800のプレミアムクラスは、個室型の国際線ビジネスクラスとはまったく別ものです。それでも、2+2の配列で肩がぶつからず、革張りのシートに深く沈めるだけで、二時間の空の旅はずいぶんちがってきます。北海道への旅のはじまりを、ゆっくり味わいたい人には迷わずおすすめできます。国内線プレミアムクラスの中身をもっと知りたい方は、ANA国内線ファーストクラス(プレミアムクラス)の魅力を徹底解説もあわせて読んでみてください。

マイルとキャンペーン

ANAはこの季節路線にあわせて、地域連携のキャンペーンも用意しています。キャンペーン期間中に、マイル積算可能な運賃で搭乗すると、通常のフライトマイルに加えて特典が受けられる仕組みです。詳細と対象運賃はANA公式ページで告知されているので、予約前に確認しておくと取りこぼしがありません。

セントレア出発なら、出発前にANAラウンジで一息つくのもいいものです。ラウンジを使える条件はカードやステータスによって変わるので、ANAラウンジを利用できる条件まとめ2026で自分が対象になるか先に見ておくと安心です。

期間運航という選択肢——バンクーバー線との共通点

ANAは近年、通年ではなく需要の高い時期にしぼった「期間運航」を上手に使っています。国際線でも、この夏は成田=バンクーバー線を三年ぶりに期間運航で復活させました。通年で維持するのはむずかしいけれど、季節の需要にはしっかり応える。この考え方は、今回の中部〜北海道路線にもそのまま通じています。

期間運航の路線は、就航している時期そのものが旅のチャンスです。狙っている人は、運航期間のうちに動いておくのが賢い選び方になります。国際線の期間運航の実例は、ANA成田=バンクーバー線が3年ぶりに期間運航で復活2026で詳しくまとめています。

夏から秋の北海道、服装で気をつけたいこと

運航期間は7月中旬から10月中旬まで。この三か月は、北海道の気候がいちばん大きく動く時期でもあります。名古屋がまだ真夏でも、道東や道北は朝晩ぐっと冷えこみます。とくに9月後半からは、日中と朝晩の寒暖差が10度を超える日もめずらしくありません。

夏に行くなら、半袖に加えて薄手の羽織ものを一枚。秋にかかる時期なら、しっかりしたジャケットや長袖を用意しておくと安心です。知床や大雪山まで足をのばすなら、山あいの冷えも計算に入れておきたいところ。セントレアを半袖で発って、現地で一枚重ねる——そのくらいの気持ちで荷造りすると、ちょうどよく過ごせます。

期間内に組みたい旅程の実例

1日1往復という制約は、裏を返せば「腰を据えた旅」を後押ししてくれます。乗り継ぎがない分、初日と最終日をまるまる使えるからです。空港ごとに、わたしなりの過ごし方をひとつずつ挙げてみます。

降りる空港 おすすめ日数 旅程のイメージ
女満別 2〜3泊 初日は網走で泊まり、翌日に知床半島クルーズ。屈斜路湖・摩周湖をめぐって道東の大自然を満喫する。
旭川 2泊 初日は旭山動物園、翌日は美瑛の丘と富良野のラベンダー畑。夏の北海道らしい風景を一度に味わう定番コース。
函館 1〜2泊 夕方に着いて函館山の夜景、翌朝は朝市と五稜郭。湯の川温泉でひと晩ゆっくり休む港町の旅。

どの空港も、レンタカーがあると行動範囲が一気に広がります。とくに女満別と旭川は、鉄道やバスだけでは回りきれない見どころが点在しているので、空港でクルマを借りる前提で計画すると失敗しません。函館は市電が発達しているので、公共交通だけでも十分にまわれます。

セントレア発ならではの快適さ

中部国際空港(セントレア)は、ターミナルがコンパクトにまとまっていて、保安検査から搭乗口までの移動が短いのが魅力です。展望デッキや「フライト・オブ・ドリームズ」など、出発前に時間をつぶせる場所も充実しています。早めに空港に入って、旅のはじまりの高揚感をゆっくり味わうのに向いた空港です。

関西・中京圏に住んでいる人にとって、北海道は「一度乗り継がないと行けない遠い場所」でした。その一手間がなくなるだけで、週末に思い立って北海道へ、という旅がぐっと現実的になります。期間限定とはいえ、この直行便が復活する夏は、道内旅行のいい機会だと思います。

予約前に押さえておきたいポイント

  • 1日1往復のみ。往復とも同日で完結する旅程は組みにくいので、最低でも一泊の旅で考える。
  • 運航は10月12日まで。それ以降は乗り継ぎ便に戻るため、期間内に予約する。
  • プレミアムクラスは8席と少ない。早めの予約か、当日アップグレードの空席狙いになる。
  • 目的地から空港を逆算する。道東は女満別、道北・富良野美瑛は旭川、道南は函館。
  • キャンペーン特典は対象運賃が決まっている。ANA公式で条件を確認してから予約する。

よくある質問(FAQ)

Q. ANA名古屋(中部)〜北海道の季節路線はいつからいつまで運航しますか?

A. 2026年7月17日(金)から10月12日(月)までの期間運航です。女満別・旭川・函館の三路線とも、この期間に各1日1往復で運航します。10月13日以降は運航を終了するため、乗るなら期間内の予約が必要です。

Q. 便数はどのくらいありますか?

A. 名古屋(中部)=女満別、名古屋(中部)=旭川、名古屋(中部)=函館の三路線とも、それぞれ1日1往復です。1日1便のみなので、往復を同じ日で完結させる日帰りには向きません。宿泊をふくむ旅程で計画するのが基本になります。

Q. 使用機材とプレミアムクラスの有無を教えてください。

A. ANA国内線の主力であるボーイング737-800型機が投入される見込みです。737-800は全166席で、プレミアムクラスが8席、エコノミークラスが158席という構成です。プレミアムクラスは本革の電動リクライニングシートを2+2配列で備えており、短距離でもゆったり過ごせます。

Q. どの空港に降りるとどこへ行きやすいですか?

A. 女満別は網走・知床などオホーツク側、旭川は美瑛・富良野・旭山動物園のある道北、函館は五稜郭や函館山夜景のある道南への玄関口です。行きたい観光地から逆算して空港を選ぶと、道内の移動がスムーズになります。

Q. マイルはたまりますか?キャンペーンはありますか?

A. マイル積算可能な運賃で搭乗すれば通常どおりフライトマイルがたまります。あわせてANAは地域連携のキャンペーンを用意しており、期間中に対象運賃で乗ると特典が受けられます。対象運賃や特典内容はANA公式ページで告知されているため、予約前に確認してください。

運航ダイヤ・時刻・対象運賃・最新のキャンペーン内容は、変更される場合があります。予約の前に、かならずANA公式ホームページで最新情報をご確認ください。

この記事を書いた人
TE travel 編集部
TE travel は、Team Elite メンバーによる旅行記録サイトです。ANAダイヤモンド・マリオット チタンエリート・ヒルトン ダイヤモンドなど、各プログラムの上級ステータスを実際に取得・維持しながら、ファーストクラス・ビジネスクラス・ラグジュアリーホテルを体験した記録を発信しています。ポイント・マイルの使い方から、上級会員だけが知る現場の実感まで、数字では伝わらない情報をお届けします。