ANA成田=バンクーバー線が3年ぶりに期間運航で復活2026|6月5日〜8月31日、787-9で毎日運航・羽田便との違いを完全解説

ANAの東京/成田=バンクーバー線が、2026年6月5日からの期間運航で帰ってきました。羽田に移管されて以来、じつに3年ぶりの成田発着です。夏のあいだだけ、成田と羽田の両方からバンクーバーへ飛べる——カナダ西海岸が、ぐっと近くなりました。

ここでは、復活した成田=バンクーバー線の中身を、運航スケジュール・羽田便との違い・アジア路線からの接続・マイルでの乗り方まで、Team Eliteの目線でていねいに整理します。夏のカナダ旅行を考えている人にとって、見のがせない一本です。

成田=バンクーバー線、3年ぶりの復活

ANAのバンクーバー線は、これまで羽田発着に一本化されていました。今回、夏の旺盛な需要にあわせて、成田発着を期間限定で復活させたかたちです。運航期間は2026年6月5日から8月31日まで。機材はボーイング787-9型機で、毎日(週7往復)飛びます。

これにより、成田の便と羽田の便をあわせると、東京=バンクーバーは1日2往復の体制になります。北米西海岸への選択肢が、この夏だけ厚くなるわけです。

この復活は、ANAが2026年度に進めている国際線拡大の流れのなかにあります。国際線の運航便数を全体で増やし、需要の高い時期・路線に機材を厚く配分していく——その一環として、夏のカナダ需要にこたえる成田=バンクーバー線が選ばれたかたちです。同じ年度には、羽田=ミラノ線の毎日運航化なども進んでいます。期間運航という柔軟な打ち手で、季節ごとの需要をていねいに拾いにいく。ANAらしい、メリハリのある路線づくりだと言えます。

運航スケジュール(2026年6月5日〜8月31日)

成田発着便のスケジュールは次のとおりです。

便名 区間 出発 到着
NH136 成田 → バンクーバー 17:55 10:40(同日)
NH135 バンクーバー → 成田 12:30 14:40(翌日)

注目したいのは、成田発が夕方17:55という時間どりです。午前から午後にかけて成田に着くアジア各地の便から、無理なく乗り継げます。羽田の早朝〜午前発とは、ねらっている客層がそもそも違うわけです。

羽田便と成田便、どう使い分けるか

同じ東京=バンクーバーでも、発着空港が違えば使い勝手は変わります。ざっくり整理すると、こうなります。

項目 成田発着(NH135/136) 羽田発着(通年)
運航期間 2026年6月5日〜8月31日 通年
成田発の時間 夕方発(17:55) 午前〜昼発が中心
向いている人 アジアから乗り継ぐ人・地方から成田に集まる人 都心アクセス重視の人
機材 ボーイング787-9 ボーイング787-9 ほか

都心に近い羽田は、いまも東京=バンクーバーの主役です。いっぽうで成田便は、アジア各地や日本の地方空港から成田に集まってくる人にとって、夏のあいだだけの便利な一本になります。ハワイ便と同じく、成田は「世界とつなぐハブ」としての役割をきちんと持っているわけです。

夕方発が効く——アジアからの接続という強み

成田発17:55という時間どりは、見すごせない強みです。午前から昼にかけて成田に到着するアジア各地の便から、ゆとりをもって乗り継げるからです。

たとえばシンガポール、バンコク、マニラ、台北、香港といった都市からの便は、午前中に成田へ着くものが多くあります。いったん成田で休んでから、夕方の便でバンクーバーへ——そんな旅程が、無理なく組めるわけです。羽田の午前発便だと、こうした接続は時間的にきびしくなります。

日本の地方空港から成田に集まってくる人にとっても同じです。午前の国内線で成田に入り、夕方の国際線に乗り継ぐ。成田は「世界とつなぐハブ」としての顔を、この夏のバンクーバー線でもしっかり見せています。

787-9のビジネスクラスで、カナダ西海岸へ

成田=バンクーバー線の機材は、ボーイング787-9型機です。ビジネスクラス・プレミアムエコノミー・エコノミーの3クラス構成で、長距離路線にふさわしい客室になっています。

787-9のビジネスクラスは、全席が通路に直接アクセスできるフルフラットシートです。話題の個室型「THE Room FX」は2026年度から順次導入されていく段階で、すべての787-9に行きわたっているわけではありません。とはいえ、フルフラットで横になって休めるのは、約8時間半のフライトでは大きな価値です。どの座席が当たるかは時期や機体によって変わるため、こだわる人は予約時に機材と座席表を確認しておくと安心です。

個室型シートの最新情報は、ANA THE Room FX 導入路線にまとめています。どの路線・どの便で乗れるのかを知りたい方は、あわせて確認してみてください。

北米西海岸、ほかの路線とくらべて

ANAの北米西海岸路線には、バンクーバーのほかにロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルなどがあります。バンクーバーならではの魅力は、カナダ西海岸の自然と街がほどよく同居しているところです。

夏のバンクーバーは、一年でもっとも過ごしやすい季節です。日が長く、気温は高すぎず、海と山の両方が街のすぐそばにあります。スタンレーパークの森、グランビルアイランドの市場、少し足をのばせばウィスラーの山——アクティブに動きたい人にも、のんびりしたい人にも合う街です。期間運航のいまは、まさに行きどきと言えます。

食の面でも、バンクーバーは楽しい街です。海に面しているので魚介がおいしく、多国籍な街ならではのアジア料理も充実しています。カナダ・ロッキーやビクトリアへの足がかりとしても便利で、西海岸をじっくり旅したい人の起点になります。長距離フライトの疲れも、787-9のフルフラットでしっかり休めば、着いたその日から動きやすくなります。

マイルで乗るなら、どう考えるか

バンクーバー線は、ANAマイレージクラブの特典航空券でもねらえる路線です。北米西海岸は、ヨーロッパや東海岸にくらべて必要マイル数がおさえめで、はじめての長距離特典としても組みやすいのが魅力です。

夏のピークは座席の競争率が上がります。成田便が復活して席数そのものが増えたぶん、これまでより特典枠が出てくる可能性もあります。空席を見つけたら、早めにおさえるのがいいでしょう。787-9のビジネスクラスでカナダ西海岸へ——夏の予定として、じゅうぶん検討する価値があります。

マイルの貯め方・使い方やSFC会員の考え方は、ANAマイル・SFC完全ガイドにまとめています。ビジネスクラスの座席や機内の過ごし方を知りたい方は、ANAビジネスクラス完全ガイドもあわせてどうぞ。

予約と入国準備、知っておきたいこと

期間運航は、設定された期間のなかで席が埋まっていきます。とくに夏休みのピークにあたる7月下旬から8月のお盆まわりは、早い段階で満席に近づきます。日程が決まっているなら、運賃でもマイルでも、早めにおさえておくほうが安心です。

入国まわりの準備も忘れないようにしましょう。カナダへ空路で入る場合、多くの旅行者には電子渡航認証「eTA」が必要です。出発前にオンラインで申請しておくもので、当日になってあわてないよう、予約が固まったら早めに手続きしておくといいでしょう。パスポートの残存期間もあわせて確認しておくと安心です。

復路のNH135はバンクーバー12:30発で、成田には翌日14:40に着きます。午後着なので、その日のうちに国内線や近郊への移動につなげやすいのもうれしいところです。行きも帰りも、接続のしやすさを意識したダイヤになっています。

最新の正確な情報はANA公式で

運航スケジュールや機材は、需給の状況によって変わることがあります。予約や時刻の最終確認は、かならずANA公式サイトでおこなってください。とくに期間運航は、年度によって設定が変わります。最新の正確な情報を確認したうえで、夏のカナダ旅行を計画していきましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. ANA成田=バンクーバー線はいつからいつまで運航しますか。
2026年6月5日から8月31日までの期間運航です。夏のあいだだけの設定で、機材はボーイング787-9型機、毎日(週7往復)運航します。

Q. なぜ成田発着が復活したのですか。
バンクーバー線は羽田に一本化されていましたが、夏の旺盛な需要にあわせて成田発着を期間限定で復活させました。羽田移管以来3年ぶりの成田発着です。

Q. 成田便と羽田便はどちらが便利ですか。
都心アクセスを重視するなら通年運航の羽田便、アジア各地や地方空港から成田に集まって乗り継ぐなら成田便が便利です。成田発は夕方17:55発で、アジア路線からの接続に向いています。

Q. 成田=バンクーバー線の機材は何ですか。
ボーイング787-9型機です。ビジネスクラス・プレミアムエコノミー・エコノミーの3クラス構成で、長距離路線にふさわしい客室になっています。

Q. マイルの特典航空券でバンクーバーに行けますか。
行けます。北米西海岸はヨーロッパや東海岸より必要マイル数がおさえめで、はじめての長距離特典にも向いています。成田便の復活で席数が増えたぶん、夏でも特典枠を見つけやすくなる可能性があります。

この記事を書いた人
TE travel 編集部
TE travel は、Team Elite メンバーによる旅行記録サイトです。ANAダイヤモンド・マリオット チタンエリート・ヒルトン ダイヤモンドなど、各プログラムの上級ステータスを実際に取得・維持しながら、ファーストクラス・ビジネスクラス・ラグジュアリーホテルを体験した記録を発信しています。ポイント・マイルの使い方から、上級会員だけが知る現場の実感まで、数字では伝わらない情報をお届けします。