アシアナ航空のANAマイル積算は10月15日搭乗分まで|事後登録10月31日・特典航空券12月16日の期日を1枚の表で整理【2026年】

成田空港で撮影されたアシアナ航空のエアバスA380

アシアナ航空の便に乗ってANAマイルを貯められるのは、2026年10月15日(木)の搭乗分までです。この記事を書いている10月5日から数えて、あと10日になりました。

ややこしいのは、終わる日がひとつではないことです。マイルが貯まるのは10月15日まで。貯まらなかったぶんをあとから申請できるのは10月31日まで。ANAマイルで取った特典航空券で乗れるのは12月16日まで。上級会員としてラウンジや優先チェックインを使えるのも12月16日まで。日付が何段にも分かれています。

この記事では、ANA、スターアライアンス、アシアナ航空がそれぞれ出している案内を突き合わせて、期日を1枚の表にまとめました。そのうえで、これから乗る人、もう乗った人、特典航空券をもっている人、上級会員の人が、何日までになにをすればいいかを順に整理します。

関西空港からソウルへ出発するアシアナ航空のボーイング767
関西空港からソウルへ出発するアシアナ航空のボーイング767(写真:Wikimedia Commons / lasta29 / CC BY 2.0)

この記事は2026年10月5日時点の情報です。日付と条件は、ANA公式サイトのお知らせ「アシアナ航空(OZ)との提携終了について」(2026年8月3日付)、スターアライアンスのメディアリリース(2026年6月23日付)、アシアナ航空公式サイトのお知らせ(2026年6月23日付の第一報)、ANA公式サイトの事後登録の案内で確認しました。報道や旅行会社の案内をもとにした部分は、そのつど出どころを書いています。手続きの前に、かならず各社の公式サイトで最新の案内をご確認ください。

期日を1枚の表にまとめる

まず全体像です。2026年のうちに、次の順番で終わっていきます。

期日(日本時間) この日で終わること 出どころ
10月15日(木)搭乗分まで アシアナ航空の便に乗ってANAマイルを貯めること ANAのお知らせ
10月31日(土)WEB受付分まで 貯まらなかったマイルの事後登録 ANAのお知らせ
11月1日(日)以降 アシアナ航空の搭乗にかかわるマイル積算は、ANAでは一切対応しない ANAのお知らせ
11月30日まで スターアライアンスの世界一周運賃とサークルパシフィック運賃でアシアナ航空の運航便に乗ること 旅行会社の案内(ANAの一般向けのお知らせには記載なし)
12月16日(水)搭乗分まで ANAマイルで取ったアシアナ航空の特典航空券とスターアライアンスアップグレード特典の利用 ANAのお知らせ
12月16日(水)まで アシアナ航空の便を利用するときのANAプレミアムメンバーサービス(ラウンジや優先チェックインなど) ANAのお知らせ・スターアライアンスのリリース
12月16日(水)23時59分 アシアナ航空がスターアライアンスを脱退。ANAとのマイレージ提携も終了 スターアライアンスのリリース・ANAのお知らせ
12月17日(木)以降 特典航空券の予約変更と払い戻しができなくなる。同じ日にアシアナ航空は大韓航空と統合する予定 ANAのお知らせ・アシアナ航空のお知らせ

日付はすべて日本時間です。ANAのお知らせにそう明記されています。脱退の時刻だけはスターアライアンスが韓国標準時で発表していますが、日本と韓国のあいだに時差はないので、日本時間でも同じ12月16日23時59分です。

表を上から読むと、順番が見えてきます。先に「貯める」が終わり、2か月おくれて「使う」と「上級会員の特典」が終わります。

つまり10月16日から12月16日までの2か月は、アシアナ航空に乗ってもANAマイルは貯まらないけれど、ANAマイルで取った特典航空券には乗れるし、ラウンジも使える、という期間です。ここがいちばん勘ちがいしやすいところです。「提携終了は12月16日」という見出しだけを覚えていると、11月の搭乗でマイルがつくと思いこんでしまいます。

立場ごとにやることを並べると、こうなります。

あなたの立場 期日 やること
10月15日までにアシアナ航空に乗る 搭乗まで 予約にANAマイレージクラブのお客様番号が入っているかを確認する
すでに乗ったがマイルがついていない 10月31日 ANAウェブサイトから事後登録を申し込む。早いほど安全
10月16日以降にアシアナ航空に乗る 予約時 ANAマイルは貯まらない前提で、積算先やANA便への切り替えを考える
ANAマイルでアシアナ航空の特典航空券をもっている 12月16日 旅程を12月16日までに終える。変更や払い戻しも同じ日までに
SFCや上級会員としてアシアナ航空に乗る 12月16日 ラウンジと優先サービスはこの日まで使える

10月15日と12月16日に分かれている理由

仁川空港に駐機するアシアナ航空のエアバスA350-900(2026年6月撮影)
仁川空港に駐機するアシアナ航空のエアバスA350-900(2026年6月撮影)(写真:Wikimedia Commons / S5A-0043 / CC BY 4.0)

背景にあるのは、アシアナ航空と大韓航空の統合です。スターアライアンスは2026年6月23日のリリースで、アシアナ航空が韓国標準時の2026年12月16日23時59分をもって正式に脱退すると発表しました。アシアナ航空は2003年にスターアライアンスへ加盟しています。20年あまりつづいた関係が、この日で終わります。

アシアナ航空の公式サイトは、脱退の理由を「大韓航空との統合会社発足に伴う措置」と説明しています。統合の前日にあたる12月16日まではスターアライアンス加盟航空会社としての資格を保ち、統合の日からは大韓航空が加盟するスカイチームの特典が適用される、という流れです。

では、なぜマイルの積算だけが2か月も早く終わるのでしょうか。公式には理由は説明されていません。ここからはわたしの見立てです。

ANAはお知らせのなかで、事後登録について「アシアナ航空(OZ)からの回答に時間を要する場合があります」と書いています。マイルの積算は、乗った航空会社と貯める航空会社のあいだで搭乗の記録を照らし合わせる作業です。脱退の日までにそのやりとりをすべて終わらせるには、搭乗の受付を先に締める必要がある。10月15日で搭乗を締め、10月31日で申請を締め、残りの1か月半で精算を終える。そういう段取りだと読むと、3つの日付の並びに筋が通ります。

もうひとつ知っておきたいのは、10月15日という日付がANAだけのものではないことです。アシアナ航空の公式サイトには、スターアライアンスの方針にもとづき、2026年10月15日の出発便までスターアライアンス加盟航空会社のマイレージ積算ができる、と書かれています。ユナイテッド航空やシンガポール航空など、ほかの加盟社のプログラムに貯めている人も、原則として同じ日付です。ただし航空会社ごとの方針で変わる場合がある、という注記がついています。

これからアシアナ航空に乗る人がやること

搭乗日が10月15日までか、16日以降かで、やることが変わります。

10月15日までに乗る人

予約にANAマイレージクラブのお客様番号(10桁)が入っているかを、乗る前に確かめてください。ANAはお知らせのなかで、搭乗前はWEBで、搭乗時は空港でも登録できるので、事前に登録したうえで乗ってほしいと呼びかけています。

ふだんなら「入れ忘れても、あとで事後登録すればいい」で済みます。今回はその「あとで」の期限が10月31日と短いので、乗る前に番号を入れておくのがいちばん確実です。

10月16日以降に乗る人

ANAマイルはつきません。区切りは発券日ではなく搭乗日です。お知らせの文言は「2026年10月15日(木)ご搭乗分まで」なので、夏のうちに買ってある航空券でも、10月16日以降に乗る便は対象外になります。

往復で、行きが10月15日以前、帰りが10月16日以降という人もいるはずです。搭乗日で区切られている以上、文面どおりに読めば、行きの便はつき、帰りの便はつきません。

プレミアムポイントについては、お知らせに単独の記載がありません。プレミアムポイントはマイル積算の対象になる搭乗に対してつくものなので、わたしの読みでは、10月16日以降のアシアナ航空の便ではプレミアムポイントもつかないと考えておくのが安全です。年末に向けて、ステイタスの最後の調整をアシアナ航空の便でしようと考えていた人は、予約の前にANAへ確認してください。

もうひとつ、ANAの便名がついたアシアナ航空運航のコードシェア便がどちらの扱いになるかは、お知らせの文面からは読み取れませんでした。該当する航空券をもっている人は、これもANAに確認しておくと安心です。

スターアライアンス特別塗装のアシアナ航空エアバスA321(仁川空港・2026年6月撮影)
スターアライアンス特別塗装のアシアナ航空エアバスA321(仁川空港・2026年6月撮影)(写真:Wikimedia Commons / S5A-0043 / CC BY 4.0)

もう乗った人は10月31日までに積算を確認する

この記事でいちばん伝えたいのは、じつはこの部分です。これから乗る人より、すでに乗り終えた人のほうが、期限を見落としやすいからです。

ANAの提携航空会社のフライトマイルは、ふだんなら搭乗の3日後から6か月以内であれば事後登録ができます。ANA公式サイトの事後登録の案内にそう書かれています。半年あるので、多くの人は急ぎません。

アシアナ航空の便については、この6か月が使えません。事後登録の受付は2026年10月31日(土)のWEB受付分まで。ANAは、この日をもってアシアナ航空の搭乗に関連したすべてのマイル積算を終了し、11月1日以降は一切対応できないと書いています。

ふだんの事後登録 アシアナ航空の便(今回)
申請できる期間 搭乗の3日後から6か月以内 2026年10月31日(土)のWEB受付分まで
期限をすぎたら 受付の対象外 11月1日以降は一切対応しない
申し込みの方法 ANAウェブサイト(電話は不可) 同じ
手続き完了までの目安 ANAウェブサイトからは即時から4週間 アシアナ航空からの回答に時間がかかる場合がある

たとえば8月にアシアナ航空でソウルへ行き、マイルがついていないことに気づいていない人がいたとします。ふだんのルールなら来年2月まで申請できますが、今回は10月31日で打ち切りです。

10月15日ぎりぎりに乗る人は、さらに窓が狭くなります。事後登録ができるのは搭乗の3日後からなので、計算上は10月18日から10月31日までの14日間しかありません。

やることは3つです。

  • ANAウェブサイトの会員専用機能でマイル口座の明細を開き、2026年に乗ったアシアナ航空の便がすべて積算されているかを確かめる
  • ついていない便があれば、ANAウェブサイトの国際線事後登録から申し込む。電話では受け付けていない
  • 積算を確認できるまで、搭乗を証明する書類を捨てずに保管しておく

ANAは、受付期限内に余裕をもって申し込むよう呼びかけています。10月31日を待たず、今週のうちに明細を見ておくことをおすすめします。

特典航空券とアップグレードは12月16日搭乗分まで

成田発ソウル行きアシアナ航空ビジネスクラスの機内食のビビンバ
成田発ソウル行きアシアナ航空ビジネスクラスの機内食のビビンバ(写真:Wikimedia Commons / Jun Seita from Palo Alto, CA, U.S. / CC BY 2.0)

「使う」ほうの期限は、12月16日(水)です。ANAマイルで取ったアシアナ航空の特典航空券と、スターアライアンスアップグレード特典は、この日の搭乗分まで利用できます。

スターアライアンスのリリースは、もう少し踏みこんだ書きかたをしています。対象は「2026年12月16日までに完了するご旅行」です。出発が12月16日までならいい、ではなく、旅程が12月16日までに終わっている必要がある、と読めます。年末年始の韓国旅行をアシアナ航空の特典航空券で、という組みかたは成り立ちません。

注意したいのは、ANAのお知らせについている一文です。

2026年12月17日(木)以降の予約変更・払い戻しは不可です。

文面どおりに読めば、12月17日になった時点で、アシアナ航空の便をふくむ特典航空券は変更も払い戻しも受け付けてもらえなくなります。ふだんなら、予定が変わったときは所定の手数料でマイルを戻すという逃げ道があります。その逃げ道が12月17日で閉じる、ということです。

アシアナ航空の便をふくむ特典航空券をもっていて、予定が変わるかもしれない人は、12月16日までに判断して手続きを済ませてください。細かい扱いに迷うときは、ANAのお問い合わせ窓口に確認するのが確実です。

12月17日以降、アシアナ航空は大韓航空に統合される予定です。大韓航空はスカイチームの加盟社で、ANAマイレージクラブの提携航空会社には入っていません。統合後の便にANAマイルで乗ることも、ANAマイルを貯めることもできなくなります。

上級会員とSFC会員のラウンジは12月16日まで

仁川空港のアシアナラウンジの入口(2023年12月撮影)
仁川空港のアシアナラウンジの入口(2023年12月撮影)(写真:Wikimedia Commons / David from Simply Aviation / CC BY 4.0)

ANAのダイヤモンド、プラチナ、スーパーフライヤーズカード(SFC)の会員は、スターアライアンス・ゴールドの資格をもっています。アシアナ航空に乗るときにラウンジや優先チェックイン、優先搭乗を使ってきた人も多いはずです。

こちらの期限は12月16日です。ANAのお知らせには、アシアナ航空の便を利用するときのプレミアムメンバーサービスは2026年12月16日(水)まで、とあります。スターアライアンスのリリースにも、ゴールドとシルバーの会員は12月16日までアシアナ航空の利用時にステイタス特典を使える、ゴールドの会員は対象となるアシアナ航空のラウンジも引きつづき使える、と書かれています。

ですから、10月16日以降にアシアナ航空に乗る上級会員は、マイルこそつきませんが、ラウンジも優先サービスも12月16日までは今までどおりです。マイルの期限と混同して「もうラウンジも使えない」と思いこまないようにしてください。

仁川空港のアシアナラウンジの内部(2023年12月撮影)
仁川空港のアシアナラウンジの内部(2023年12月撮影)(写真:Wikimedia Commons / David from Simply Aviation / CC BY 4.0)

12月17日からは、仁川空港での居場所が変わります。スターアライアンスと仁川国際空港公社は2026年9月8日に覚書を結び、第1ターミナルにあるアシアナ航空のビジネスラウンジを、2026年第4四半期にスターアライアンス・ラウンジへ切り替えると発表しています。くわしくは仁川空港にスターアライアンス専用ラウンジが誕生へにまとめました。

なお、SFC会員のスターアライアンス・ゴールドそのものにも、2028年4月から変化があります。年間決済額が300万円未満のSFC LITEはスターアライアンス・シルバーになると、ANAが2026年9月29日に発表しました。海外の加盟航空会社でラウンジを使ってきた人には、こちらのほうが長く効いてきます。ANA SFC見直し 9月29日の発表をどう読むかで整理しています。

ソウルへはANAの羽田と金浦を結ぶ便が残る

羽田空港を走行するANAのボーイング787-8
羽田空港を走行するANAのボーイング787-8(写真:Wikimedia Commons / Windmemories / CC BY-SA 4.0)

10月16日以降、ANAマイルを貯めながらソウルへ行く方法は、ANAが自社で運航する便にしぼられます。

スターアライアンスのリリースによれば、ANAは羽田と金浦を結ぶ路線を1日3便運航しています。金浦空港へは、中国国際航空、ANA、エバー航空が引きつづき運航する、とも書かれています。ANAの自社便であれば、マイルもプレミアムポイントも、上級会員のサービスも、これまでどおりです。

韓国線でのANAの最近の動きとしては、ビジネスクラスの入札アップグレードがはじまっています。ANAが香港線・韓国線でビジネスクラスも入札アップグレード開始でくわしく書きました。

仁川国際空港 第1ターミナルの出発ロビー
仁川国際空港 第1ターミナルの出発ロビー(写真:Wikimedia Commons / Arne Müseler / CC BY-SA 3.0 de)

いっぽう、仁川空港には、アシアナ航空が抜けたあともスターアライアンスの加盟社が残ります。リリースによれば、エア・カナダ、シンガポール航空、タイ国際航空、ユナイテッド航空、ルフトハンザ ドイツ航空など14社が引きつづき仁川に乗り入れ、世界29都市へ毎月1,900便以上の直行便を飛ばしています。脱退後のスターアライアンスは25社の体制になります。

影響がいちばん大きいのは、羽田以外の空港からアシアナ航空でソウルへ飛び、ANAマイルを貯めてきた人です。ANAのソウル線は羽田発着なので、同じ空港から同じように貯めることはできなくなります。羽田を経由するか、積算先を変えるかを、次の予約の前に決めておく必要があります。

アシアナクラブに貯めている人の期日は別にある

仁川空港に並ぶ大韓航空とアシアナ航空のエアバスA380(2014年撮影)
仁川空港に並ぶ大韓航空とアシアナ航空のエアバスA380(2014年撮影)(写真:Wikimedia Commons / Hyeonwoo Noh / CC BY-SA 4.0)

ここまではANAマイレージクラブの会員から見た話でした。アシアナ航空のマイレージプログラム「アシアナクラブ」に貯めている人には、別の期日があります。ANA便に乗ってアシアナクラブに貯めている人、アシアナクラブのマイルでANA便の特典航空券を取ろうとしている人に関係します。

項目 期日と条件 出どころ
スターアライアンス各社の便に乗ってアシアナクラブに貯める 12月16日の搭乗分まで。10月15日までは従来どおり。10月16日から12月16日の搭乗分は、乗ったあとに別途申請が必要 アシアナ航空のお知らせ(第一報)
アシアナクラブのマイルでスターアライアンス各社の特典航空券を取る 運航会社ごとに期限がちがう。ANAをふくむ5社は11月30日まで アシアナ航空のお知らせ・Aviation Wireの報道
スターアライアンスの上級会員特典 12月16日の搭乗便まで。12月17日からは大韓航空の対応する資格へ移り、スカイチームの特典に変わる アシアナ航空のお知らせ(第一報)
貯めてあるマイル 脱退後も保有数と有効期限はそのまま維持される アシアナ航空のお知らせ(第一報)

Aviation Wireの2026年6月23日の報道によれば、アシアナクラブのマイルでスターアライアンス各社の特典航空券を取る場合の期限は、運航会社によって4つの組に分かれています。ルフトハンザ ドイツ航空など6社は10月31日までに発券と搭乗、ANAをふくむ5社は11月30日まで、エア・カナダやシンガポール航空、ユナイテッド航空など9社は12月16日まで、ターキッシュ エアラインズなど4社は12月16日までに発券すれば2027年12月16日まで搭乗できる、という内容です。いずれも、最初の旅程の出発3日前までに予約と発券を終える必要があるとされています。

10月16日から12月16日までの搭乗分をアシアナクラブに貯める場合の申請方法について、アシアナ航空は6月の第一報で「後日ご案内」としていました。該当する人は、アシアナ航空公式サイトのお知らせページで最新の案内を確認してください。

統合後のマイルの行き先

アシアナクラブのマイルが統合後にどうなるかは、長いあいだ決まっていませんでした。これは9月に動きがありました。旅行業界メディアのトラベルビジョンやTRAICYの報道によれば、内容は次のとおりです。

項目 報じられている内容
承認 大韓航空が2026年9月15日、韓国の公正取引委員会からマイレージ統合案の承認を得たと発表
統合運用の開始 統合航空会社が発足する2026年12月17日から
移行比率 搭乗で貯めたマイルは1対1。クレジットカードなど提携サービスで貯めたマイルは1対0.82
既存のアシアナ航空マイル 統合後も10年間は大韓航空のスカイパスとは別に維持。希望する時期にスカイパスへ一括で移すこともできる
上級会員資格 対応する大韓航空の資格へ移り、有効期間は維持

10月16日以降もアシアナ航空に乗る予定があり、ANAマイルがつかないなら、アシアナクラブに貯めておいて統合後に大韓航空のマイルとして使う、という道が見えてきました。搭乗で貯めたマイルが1対1で移るのであれば、流してしまうよりはいい選択です。ただし、わたしは制度の細目を大韓航空の公式サイトでまだ確認できていません。実際に動く前に、大韓航空が開設したとされるマイレージ統合の案内サイトで条件を確かめてください。

世界一周航空券でアシアナ航空を使う人への注意

スターアライアンスの世界一周運賃やサークルパシフィック運賃で、アシアナ航空の区間を組んでいる人にも期限があります。

業務渡航を扱う旅行会社の案内(2026年8月28日付)によれば、これらの運賃では、アシアナ航空の運航便に乗れる期間が2026年11月30日までに制限されています。あわせて、ANAとアシアナ航空のコードシェアは2026年12月16日の運航分をもって終了する、とも案内されています。

この2点は、ANAの一般向けのお知らせには書かれていません。わたしは一次情報までたどれていないので、該当する航空券をもっている人は、発券した旅行会社か航空会社にかならず確認してください。世界一周航空券の全体像は世界一周航空券 2026年完全ガイドにまとめています。

まとめ

アシアナ航空とANAマイルの関係は、2026年の秋から冬にかけて、次の順番で終わります。

  • 10月15日(木)の搭乗分まで:アシアナ航空に乗ってANAマイルが貯まる
  • 10月31日(土)のWEB受付分まで:貯まらなかったマイルの事後登録。ふだんの6か月は使えない
  • 12月16日(水)の搭乗分まで:ANAマイルで取った特典航空券とアップグレード特典
  • 12月16日(水)まで:アシアナ航空の便でのラウンジと優先サービス
  • 12月17日(木)以降:特典航空券の変更と払い戻しができなくなる。アシアナ航空は大韓航空と統合の予定

いますぐやっておきたいのは、マイル口座の明細を開くことです。今年アシアナ航空に乗った便がすべて積算されているかを確かめ、漏れがあれば10月31日を待たずに事後登録を申し込む。期限をすぎたマイルは、もう取り戻せません。

アシアナ航空のスターアライアンス特別塗装機も、年内で見納めになります。アシアナ航空HL7516「スターアライアンス特別塗装機」の記事に姿を残してあります。

よくある質問

Q. アシアナ航空に乗ってANAマイルが貯まるのはいつまでですか。

A. 2026年10月15日(木)の搭乗分までです。ANAが2026年8月3日付のお知らせで案内しています。発券した日ではなく搭乗した日で区切られるので、すでに買ってある航空券でも、10月16日以降に乗る便はANAマイルの積算の対象になりません。

Q. 10月15日までに乗ったのにマイルがついていません。いつまでに申請すればいいですか。

A. 2026年10月31日(土)のWEB受付分までです。ふだんの事後登録は搭乗の3日後から6か月以内ですが、アシアナ航空の便については10月31日で打ち切られ、11月1日以降は一切対応しないとANAは案内しています。手続きはANAウェブサイトの会員専用機能から行い、電話では受け付けていません。

Q. ANAマイルで取ったアシアナ航空の特典航空券はいつまで使えますか。

A. 2026年12月16日(水)の搭乗分までです。スターアライアンスアップグレード特典も同じ日までです。12月17日以降は予約変更も払い戻しもできないとANAは案内しているので、予定が変わりそうな人は12月16日までに手続きを済ませてください。

Q. 10月16日以降にアシアナ航空に乗るとき、SFC会員はラウンジを使えますか。

A. 使えます。アシアナ航空の便を利用するときのANAプレミアムメンバーサービスは2026年12月16日までつづきます。スターアライアンスのリリースでも、ゴールド会員は12月16日まで対象のアシアナ航空ラウンジを利用できると説明されています。10月16日から12月16日までは、マイルは貯まらないけれど上級会員の特典は使える期間です。

Q. 12月17日以降、大韓航空に乗ってANAマイルを貯めることはできますか。

A. できません。大韓航空はスカイチームの加盟社で、ANAマイレージクラブの提携航空会社には入っていません。ANAマイルを貯めながらソウルへ行くなら、ANAが運航する羽田と金浦を結ぶ便が選択肢になります。



この記事を書いた人
TE travel 編集部
TE travel は、Team Elite メンバーによる旅行記録サイトです。ANAダイヤモンド・マリオット チタンエリート・ヒルトン ダイヤモンドなど、各プログラムの上級ステータスを実際に取得・維持しながら、ファーストクラス・ビジネスクラス・ラグジュアリーホテルを体験した記録を発信しています。ポイント・マイルの使い方から、上級会員だけが知る現場の実感まで、数字では伝わらない情報をお届けします。