ANA「THE Room FX」は、2026年8月以降に新型B787-9へ搭載されて運航がはじまる次世代ビジネスクラスだ。Crystal Cabin Award 2026でキャビンコンセプト部門最優秀賞を受賞し、世界最高水準の評価を得た新プロダクト。どの路線で乗れるのか、2026〜2027年のスケジュールと路線展望を整理した。
なお、THE Room FX の座席仕様・デザインの詳細については、ANA「THE Room FX」がCrystal Cabin Award最優秀賞を受賞で詳しく解説している。
THE Room FX の導入スケジュール
2026年から段階的に導入が進む。初年度は3機体制にとどまるため「ローテーション投入」になるが、2027年度以降に本格展開が見込まれる。
| 時期 | 機材 | 規模・対象路線(予定) |
|---|---|---|
| 2026年8月〜 | 新型B787-9(1機目) | 長距離国際線の主要路線で順次試験投入 |
| 2026年末まで | 新型B787-9(3機体制) | 主要路線にローテーション投入、搭乗機会が増加 |
| 2027年度以降 | 追加受領分を含む増機 | 本格展開。路線固定化・安定提供が見込まれる |
重要なのは、THE Room FX が「B787-9(新型)」専用プロダクトという点だ。現行の THE Room(B777-300ER 搭載)とは機材が異なるため、乗れる路線も変わってくる。
THE Room FX が投入される可能性のある路線
B787-9 は中型広胴機で、現在ANAの長距離・中長距離国際線に広く使われている。以下の路線が THE Room FX の投入候補となっている。
| 路線 | 便番号(代表例) | 飛行時間(目安) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 羽田→ロンドン ヒースロー | NH211 | 約14時間 | B787-9使用便あり・THE Room FX優先候補 |
| 羽田→フランクフルト | NH203 | 約13時間 | B787-9使用便あり |
| 羽田→パリ CDG | NH215 | 約14時間 | B787-9使用便あり |
| 羽田→ニューヨーク JFK | NH109 | 約13時間 | B787-9使用便あり |
| 羽田→シンガポール | NH801 | 約7時間 | 中距離・B787-9使用 |
| 羽田→バンコク スワンナプーム | NH847 | 約7時間 | B787-9使用 |
| 羽田→シドニー | NH879 | 約11時間 | B787-9使用 |
| 羽田→ミラノ マルペンサ | NH205 | 約14時間 | 2026年デイリー化・B787-9使用 |
なかでも注目なのが羽田→ロンドン(NH211)だ。「nh211 ビジネスクラス」という検索が増えており、B787-9 使用便への THE Room FX 投入を期待する声が多い。
「THE Room FX 便」を見分ける方法
ANA公式サイトで予約する際、フライト詳細の「機材」欄と座席マップを確認することが確実な方法だ。THE Room FX 搭載便では、個室型のシート配列(1-2-1 または 1-1-1 配列)がシートマップに表示される。
ただし、機材変更が発生することもある。搭乗直前にも公式サイトでシートマップを再確認しておくことをすすめる。
2027年以降の路線拡大展望
2026年末時点の3機体制から、2027年度以降は追加機材の受領が進む見込みだ。B787-9 の受領が増えるにつれ、ヨーロッパ・北米・オセアニアの主要路線に THE Room FX が定着していく。
THE Room(B777-300ER)との住み分けは、路線需要と機材効率によって決まるため、現時点では路線の固定化は未確定だ。ANA公式の機材情報を定期的に確認することが最も確実な方法になる。
現行の THE Room との違いについては、ANA THE Room FX vs THE Room 違い完全比較もあわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. ANA THE Room FX はいつから乗れますか?
2026年8月以降、新型B787-9に搭載されて長距離国際線の主要路線で順次運航される予定です。初年度(2026年)は3機のみのため、特定の路線で必ず体験できるわけではありません。ANA公式サイトで予約時の機材欄を確認してから予約することをおすすめします。
Q2. THE Room FX が搭載されているかどうか、どうやって確認しますか?
ANA公式サイトの航空券予約画面で、フライト詳細の「機材」欄に「787-9(新仕様)」や「THE Room FX」の記載があるか確認します。また、シートマップで個室型のビジネスクラス配列が表示されているかも目安になります。情報が変わることがあるため、搭乗前にもシートマップを再確認することをおすすめします。
Q3. THE Room FX と THE Room は搭乗できる路線が違うのですか?
はい、異なります。THE Room は B777-300ER に搭載されており、主にヨーロッパ・北米の長距離路線に使われています。THE Room FX は新型B787-9 に搭載されており、2026年以降に順次長距離国際線に投入されます。同じ路線でも機材によってプロダクトが異なる便が混在することがあります。
Q4. 2026年中に THE Room FX に乗れる確率はどのくらいですか?
2026年末時点で3機のみの運航を予定しているため、確率は高くありません。ANA全体の長距離国際線フリートから見ると、THE Room FX装備機がローテーションで投入される「ラッキー便」という状況です。確実に乗りたい場合は、機材指定で予約するか、ANA公式サイトの最新情報を継続的に確認することをおすすめします。
Q5. 特典航空券でも THE Room FX に乗れますか?
はい、特典航空券でも利用可能です。ただし、特典航空券の空席確保と機材(THE Room FX搭載機)のローテーションが一致する必要があります。2026年5月以降のANA新特典航空券制度では予約条件が変わっているため、最新のマイル数・予約ルールはANA公式サイトでご確認ください。
まとめ
ANA THE Room FX の導入路線は、2026年8月以降の新型B787-9 運航路線が中心になる。初年度は3機体制でのローテーション投入となるため、確実に乗るには機材確認と予約タイミングが重要だ。2027年度以降に本格展開が進めば、ヨーロッパ・北米の主要路線で安定して体験できるようになる。
THE Room FXで乗れる路線——THE Roomとの違いを整理する
THE Room FXはB787-9搭載であり、B777-300ERを使うTHE Roomとは就航路線が異なる。この違いを理解しないまま予約すると、期待したプロダクトに乗れないことがある。
| プロダクト | 機材 | 主な路線 |
|---|---|---|
| THE Room FX(新) | B787-9(新型) | ミラノ・バンコク・シンガポール・シドニーなどB787-9使用路線 |
| THE Room(現行) | B777-300ER | ロンドン・パリ・フランクフルト・ニューヨーク・ワシントンなど欧米長距離路線 |
欧米の長距離路線でビジネスクラス個室に乗りたい場合はTHE Room(B777-300ER)が対象。THE Room FXに乗りたい場合は、B787-9を使うミラノ線やアジア路線が現実的な選択肢になる。
特典航空券でTHE Room FXに乗るための実践ガイド
THE Room FXは特典航空券でも予約できる。B787-9搭載路線の中から、THE Room FX搭載機が投入されている便を狙う必要がある。
路線別の必要マイル数(特典航空券・片道)
| THE Room FX(B787-9)の路線 | ビジネス特典(片道)目安 | FX投入状況 |
|---|---|---|
| 羽田〜ミラノ(NH205/206) | 52,000〜85,000マイル | B787-9デイリー・FX候補路線 |
| 羽田〜バンコク(NH847/848) | 38,000〜45,000マイル | B787-9使用便あり・FX候補 |
| 羽田〜シンガポール(一部便) | 38,000〜45,000マイル | B787-9使用便あり・FX候補 |
| 成田〜シドニー(NH879/880) | 50,000〜60,000マイル | B787-9使用便あり・FX候補 |
THE Room FX搭載便を確認する手順
- ANA公式サイトで対象路線・日程を検索
- 「フライト詳細」で使用機材が「B787-9」であることを確認
- 座席マップを開き、ビジネスクラス配列がTHE Room FX仕様(全席ドア付き個室)かをチェック
- 搭乗数週間前にANA SKY WEBで機材変更がないか再確認
2026年時点では既存B787-9(THE Room搭載)と新型B787-9(THE Room FX搭載)が混在する。B787-9だからといって必ずTHE Room FXとは限らないため、座席マップでの確認が確実だ。
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