JALが上級会員の囲い込み強化、新規お得意様向け特典を拡充へ

JALの787ドリームライナー

JALとANAが上級会員を奪い合う時代に

わたしは普段から航空会社のマイルやステータスプログラムを追いかけているのですが、ここにきてJALとANAの「上級会員の奪い合い」がかなり激しくなってきたと感じています。日本経済新聞の報道によると、JALは新しくお得意様になってくれるお客さまに向けて、特典を拡充する動きを進めているそうです。ANAのスーパーフライヤーズ会員(SFC)に代表される強固な顧客基盤に対して、JALがどう切り込んでいくのか、とても気になるところです。

なぜ今、上級会員の争奪戦なのか

コロナ禍で出張需要が落ち込んだあと、ビジネス客は少しずつ戻ってきていますが、以前ほどの搭乗頻度には戻っていません。そのため、両社ともに「数少ない高頻度搭乗者」を確実に自社に囲い込みたいという思いが強くなっています。ひとりの上級会員が年間に落とすお金はとても大きく、ビジネスクラスやファーストクラスの利用も見込めるため、航空会社にとっては何としても確保したい顧客層なのです。

JALの787型機の外観
JALの787型機の外観(写真:Wikimedia Commons / Alex Beltyukov – RuSpotters Team / CC BY-SA 3.0)

JALとANAの上級会員プログラム比較

項目 内容
JALの最上級 JGC Six Star、ダイヤモンドなど
ANAの最上級 ダイヤモンドサービス
生涯資格 JGC(JAL)/SFC(ANA)いずれもカード保有で継続可能
強化ポイント JALは新規お得意様向け特典を拡充の方針

JALの「新規お得意様」戦略のねらい

これまでANAの上級会員だった人や、どちらの会社も使っていなかった人を取り込むために、JALは特典内容を見直しているようです。たとえばラウンジ利用の優遇や、優先搭乗、ボーナスマイルの付与率アップなど、乗るたびに「JALを選んでよかった」と感じてもらえる仕組みづくりを進めているのだと思います。わたし自身も、どちらを軸にするかを選ぶときには、こうした細かい特典の積み重ねをとても重視しています。

利用者としてどう向き合うか

両社の競争が激しくなるのは、わたしたち利用者にとっては朗報です。これまでANA一択だった方も、JALの新しい特典を比較してみる価値はありそうです。逆にJAL派の方も、ANAの対抗策に注目することで、よりお得な選択ができるかもしれません。マイルやステータスは、長い目で見て「どちらをメインにするか」を決めることが大切ですので、焦らず情報を集めていきたいですね。

よくある質問

Q. JALとANAの上級会員、どちらが取りやすいですか?

A. 必要なFOP/ライフタイムポイントの数はほぼ同等ですが、キャンペーンの有無やご自身の出張ルートによって達成しやすさが変わります。国内線中心ならJAL、国際線重視ならANAという声もよく聞きます。

Q. 上級会員を目指す「修行」は今でも有効ですか?

A. はい、依然として有効です。ただし燃油サーチャージや運賃の上昇で以前よりコストはかさみます。年末のキャンペーンや安い運賃を狙って計画的に搭乗することで、効率よく修行を進められます。

Q. JGCとSFCの両方を保有するメリットはありますか?

A. 出張先や同行者によって使い分けができる点が大きな魅力です。ワンワールドとスターアライアンス両方のラウンジが使えるため、海外出張の多い方にはおすすめです。

Q. ANAからJALに乗り換えるタイミングはいつが良いですか?

A. 新しい特典が本格スタートする前後がねらい目です。キャンペーンでボーナスFOPがもらえる時期や、新路線の就航タイミングに合わせて検討すると、効率的にステータスを獲得できます。

Q. 上級会員になると具体的にどんな特典がありますか?

A. 専用ラウンジの利用、優先チェックイン・搭乗、受託手荷物の優待、ボーナスマイル加算、座席指定の優先など多岐にわたります。長距離路線を使う方ほどメリットを強く感じられるはずです。

あわせて読みたい

この記事を書いた人
TE travel 編集部
TE travel は、Team Elite メンバーによる旅行記録サイトです。ANAダイヤモンド・マリオット チタンエリート・ヒルトン ダイヤモンドなど、各プログラムの上級ステータスを実際に取得・維持しながら、ファーストクラス・ビジネスクラス・ラグジュアリーホテルを体験した記録を発信しています。ポイント・マイルの使い方から、上級会員だけが知る現場の実感まで、数字では伝わらない情報をお届けします。