ホテルポイントプログラム比較2026 — マリオット・ヒルトン・IHGの選び方

ザ・リッツ・カールトン東京 マリオット ボンヴォイ 日本

マリオット、ヒルトン、IHG。日本国内で泊まれるホテルの大半は、この3つのグループのいずれかに属している。どのプログラムにポイントを集中させるかで、ホテル滞在のコストパフォーマンスは大きく変わる。

3つのプログラムをすべて均等に使うのは非効率だ。ステータスは集中させてこそ意味を持つ。このページでは、マリオットボンヴォイ・ヒルトンオナーズ・IHGワンリワーズの3大ホテルポイントを比較し、旅行スタイル別にどのプログラムを選ぶべきかを解説する。

3大ホテルポイントプログラムの基本比較

項目 マリオット ボンヴォイ ヒルトン オナーズ IHG ワンリワーズ
世界のホテル数 約9,000以上 約8,000以上 約6,300以上
日本国内ホテル数 約200以上(フォーポイントフレックス含む) 約50(キュリオ・ダブルツリー等含む) 約30(ANA系列含む)
最上位ステータス Titanium Elite Diamond Diamond
無料宿泊の取りやすさ △(ポイント価値が変動) ○(第5泊無料など充実) ○(IHGワンリワーズは固定レートあり)
ポイント有効期限 24ヶ月(活動あり) 24ヶ月(活動あり) 12ヶ月(活動あり)
ANA/JALマイルへの移行 ANAマイルへ移行可(3:1) 直接移行不可 ANA系パートナーあり

マリオット ボンヴォイ

規模・ブランド数・ポイントの柔軟性という3点で他の2プログラムをリードしている。リッツ・カールトン、SPGルクサス(旧スターウッド系列)、W Hotels、シェラトン、マリオット、フォーポイントなど30以上のブランドが傘下にある。日本国内でも最も多くのホテルをカバーしており、旅先でほぼ必ずマリオット系列を見つけられる。

ポイントはANAマイルへの移行が可能で、60,000ボンヴォイポイントを20,000ANAマイルに変換できる(3:1レート)。このマイル移行ルートを持つことで、ホテル滞在と特典航空券を組み合わせた旅の設計ができる。詳細は「マリオットポイントの効率的な貯め方・使い方2026」を参照。

弱点は、ポイントの使用価値が「ダイナミックプライシング」の影響で変動すること。特定の人気ホテルでは必要ポイント数が高騰することがある。それでも、プラチナ以上のステータスは無料朝食・スイートアップグレードが実質保証されており、コスパは高い。日本国内の全ホテル情報は「マリオット ボンヴォイ 日本完全ガイド」でまとめている。

ヒルトン オナーズ

プログラムとしての設計がシンプルで、特典の使いやすさを重視する人に向いている。Diamonds(ダイヤモンド)ステータスの特典として「無料朝食(2名分)」が毎回保証されており、滞在コストを大きく下げられる。5泊連続宿泊で1泊無料になる「5th Night Free」は、連泊利用が多い旅行者にとって大きなアドバンテージだ。

日本国内のヒルトン系列は約50ホテルと、マリオットに比べると少ないが、主要都市・リゾート地に絞って展開しており、質は均一に高い。ヒルトン東京、コンラッド東京、DoubleTree by Hiltonなど各ブランドで体験が異なる。詳細は「ヒルトン オナーズ 日本完全ガイド」を参照。ポイントの使い方については「ヒルトンポイントの使い方」でまとめている。

IHG ワンリワーズ

InterContinental Hotels Group傘下のプログラムで、インターコンチネンタル・クラウンプラザ・ホリデイイン・キンプトン・ビニールなどのブランドが対象。日本国内はANAホテルズとの提携でIHGの傘下に入っており、ANAクラウンプラザやANAインターコンチネンタルで利用できる点が日本人旅行者に向いている。

IHGワンリワーズはポイントの価値が比較的安定しており、「PointBreaks」と呼ばれる特定ホテルでの割引特典がある。最上位ダイヤモンドステータスは年75泊が必要で、マリオットやヒルトンよりも達成難易度は高い。

ステータス取得の難易度比較

ステータス プログラム 取得条件 主な特典
プラチナ マリオット ボンヴォイ 年50泊 無料朝食・スイートアップグレード
ダイヤモンド ヒルトン オナーズ 年28泊 or 60,000点 無料朝食(2名)・エグゼクティブラウンジ
ゴールド マリオット ボンヴォイ 年25泊 遅チェックアウト・ポイントボーナス
ゴールド ヒルトン オナーズ 年20泊 or 40,000点 ポイントボーナス・遅チェックアウト
ダイヤモンド IHG ワンリワーズ 年75泊 朝食・ラウンジ・アップグレード

クレジットカードとの相性

日本在住者がホテルポイントを効率的に貯める方法は、各プログラム専用のアメリカン・エキスプレス提携カードを使うことだ。マリオット ボンヴォイ アメックス(プレミアム)は年間の無料宿泊特典付きで、カード保有だけでゴールドステータスが自動付与される。ヒルトン アメックスもゴールドステータスが付与される。

カードの詳細比較は「ホテル・航空カード5枚総合比較」を参照。

旅行スタイル別・プログラム推奨

旅行スタイル 推奨プログラム 理由
国内出張が多い マリオット ボンヴォイ 日本国内の選択肢が最多。ビジネスホテル〜ラグジュアリーまでカバー
家族旅行・連泊が多い ヒルトン オナーズ 5泊目無料・ダイヤモンド無料朝食が家族全員に適用
ANAマイルを中心に運用 マリオット ボンヴォイ ANAマイルへの移行ルートがある唯一の主要プログラム
インターコンチネンタル系に泊まる IHG ワンリワーズ ANAホテルズでの積算・消費ができる
海外旅行・リゾートが多い マリオット ボンヴォイ 世界最多クラスのポートフォリオ。リゾート系ブランドも充実

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よくある質問

マリオット・ヒルトン・IHGのポイントで最も価値が高いのはどれですか?
ポイント1点あたりの価値はプログラムによって異なりますが、マリオットボンヴォイはANAマイルへの移行ルートを持つため、マイル旅行を軸にする場合に特に価値が高くなります。ヒルトンは朝食付き特典の実質価値が高く、連泊でポイント消費をするとお得です。

ヒルトンダイヤモンドステータスを取得するにはどうすればいいですか?
年間28泊、または60,000ベースポイントの獲得が必要です。アメリカン・エキスプレスのヒルトン提携カード(プレミアム)を保有するとゴールドステータスが自動付与されます。ダイヤモンドは宿泊実績が必要です。詳細は「ヒルトンダイヤモンドの特典と取得方法」を参照ください。

マリオットポイントをANAマイルに変換できますか?
できます。60,000マリオットボンヴォイポイントを20,000ANAマイルに変換可能です(3:1レート)。60,000ポイントを一度に移行すると5,000マイルのボーナスが付き、実質25,000マイルになります。

IHGワンリワーズはANAと提携していますか?
日本国内ではANAホテルズがIHGグループに属しており、ANAクラウンプラザ、ANAインターコンチネンタル等でIHGポイントが積算・消費できます。ANAマイルとの直接移行はできません。

ホテルポイントは複数のプログラムに分散させるべきですか?
基本的には集中させる方がステータス取得に有利です。まずメインとなるプログラムを1つ決め、そこにポイントを集中させる戦略が効率的です。出張が多い人はマリオット、家族旅行が多い人はヒルトンを軸にするケースが多いです。