ヒルトンアメックスとマリオットボンヴォイアメックスはどちらを選ぶか2026|年会費・還元率・無料宿泊特典の価値を4枚で比較

浜離宮側から見たコンラッド東京(東京汐留ビルディング)

 

ホテル系のクレジットカードで名前が挙がるのは、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードと、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードの2つです。

どちらももっているだけで上級会員資格がつき、年に1泊の無料宿泊特典までもらえます。それでいて性格はまったく違うので、「結局どっちがいいのか」と聞かれることが本当に多いカードです。

わたしはヒルトンのダイヤモンドとマリオットのチタンエリートを維持しながら両方の系列に泊まっているので、この記事ではそれぞれの上位カードであるプレミアムも含めた4枚を、年会費・還元率・無料宿泊特典の条件・泊まれるホテル・マイル交換率・1ポイント0.5円で見た年間価値まで、数字を出しながら並べます。

ホテル系カードをはじめて検討している方も、いま片方をもっていてアップグレードや乗り換えを迷っている方も、読み終えるころには自分がどちらのタイプかわかるはずです。

【先に結論】

年間の決済額をおさえながら、無料宿泊特典で年会費以上の価値をしっかり取りたいならヒルトン・アメックスです。一般カードは年150万円の決済で、ポイント数の上限なしのウィークエンド無料宿泊が1泊もらえます。

いっぽう、海外も含めてホテルの選択肢を広く持ちたい人、貯めたポイントをマイルにも回したい人はマリオットボンヴォイ・アメックスです。決済条件は年250万円(プレミアムは年400万円)と高めですが、系列ホテルの数とマイル交換の効率で上回ります。

浜離宮側から見たコンラッド東京(東京汐留ビルディング)
コンラッド東京。ヒルトンアメックスのウィークエンド無料宿泊特典はこのクラスにも使える(写真:Wikimedia Commons / FoxyStranger Kawasaki / CC BY-SA 3.0)

4枚の基本スペックを1つの表で見る

まず4枚の土台を並べます。年会費はすべて税込、ポイントは100円の決済あたりの数字です。2026年10月時点のアメリカン・エキスプレス公式サイトの記載で確認しています。

項目 ヒルトン 一般 ヒルトン プレミアム マリオット 一般 マリオット プレミアム
年会費(税込) 16,500円 66,000円 34,100円 82,500円
通常の買い物 2ポイント 3ポイント 2ポイント 3ポイント
系列ホテルでの利用 3ポイント 7ポイント 5ポイント 6ポイント
自動付与の会員資格 ゴールド ゴールド ゴールドエリート ゴールドエリート
さらに上の資格 なし 年200万円でダイヤモンド なし 年500万円でプラチナエリート
無料宿泊の条件 年150万円+継続 継続のみ(2泊目は年300万円) 年250万円+継続 年400万円+継続
無料宿泊の上限 上限なし(週末のみ) 上限なし(週末のみ) 50,000ポイントまで 75,000ポイントまで
家族カード 1枚目無料 3枚目まで無料 1枚目無料 1枚目無料

年会費だけを見ると、ヒルトン一般の16,500円がいちばん手を出しやすく、マリオット プレミアムの82,500円がいちばん高い並びです。マリオットは2025年秋の改定で一般が23,100円から34,100円へ、プレミアムが49,500円から82,500円へ上がったばかりなので、この差は以前よりも広がっています。改定の中身はマリオットボンヴォイアメックス徹底解説2026にまとめています。

還元率は4枚とも通常の買い物で2〜3ポイントと横並びですが、ポイントの価値が違うので数字だけで比べられません。ヒルトンのポイントは1ポイント0.3〜0.6円くらい、マリオットは0.5〜1円くらいで語られることが多く、ヒルトンの7ポイントとマリオットの6ポイントは、円に直すとマリオットのほうが上です。この話は後半の「年間価値の試算」で数字にします。

ヒルトンアメックス2枚の中身

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
ヒルトン・オナーズ アメックス プレミアム・カード(画像:アメリカン・エキスプレス)

一般カード 年会費16,500円でゴールドと無料宿泊

一般のヒルトン・オナーズ アメックスは、年会費16,500円で通常の買い物100円につき2ポイント、ヒルトン系列では3ポイントが貯まります。もっているだけでヒルトン・オナーズのゴールドステータスがつき、日本国内のヒルトンでは本人と同行者1名の朝食が無料になります。ゴールドを宿泊実績で取ろうとすると年40泊か20滞在が必要なので、このカードの価値の半分はここにあります。

無料宿泊特典は、プログラム期間中に年150万円以上を決済してカードを継続すると、ウィークエンド無料宿泊特典が1泊もらえます。使えるのは金・土・日曜のいずれかの夜ですが、対象ホテルであれば必要ポイント数の上限がありません。この「上限なし」がヒルトンのいちばん大きな強みで、国内ならコンラッド東京やROKU KYOTO、ウォルドーフ・アストリア大阪といったラグジュアリーホテルにそのまま使えます。

ウォルドーフ・アストリア大阪のエントランス
2025年開業のウォルドーフ・アストリア大阪。ヒルトン系の最上位ブランド(写真:Wikimedia Commons / 織美左衛門 / CC BY-SA 4.0)

プレミアム 年会費66,000円で決済なしの1泊とダイヤモンド

プレミアムは年会費66,000円。通常の買い物で100円につき3ポイント、ヒルトン系列では7ポイントまで上がります。ゴールドが自動でつくのは一般と同じで、1月から12月の決済額が200万円以上になると、ヒルトン・オナーズの最上位に近いダイヤモンドステータスが取れます。ダイヤモンドの中身はヒルトンダイヤモンドの特典と取得方法で詳しく書いています。

プレミアムの無料宿泊特典は、カードを継続するだけで1泊目のウィークエンド無料宿泊特典がもらえます。決済条件なしで1泊というのはプレミアムだけの仕様で、年会費66,000円のうちかなりの部分をこの1泊で回収できます。さらに年300万円以上を決済すると2泊目がもらえます。一般とプレミアムの選びかたはヒルトン・オナーズ アメックス2枚を徹底比較も参考にしてください。

夕暮れのヒルトン大阪
ヒルトン大阪。梅田の定番で、ゴールド会員の朝食無料が効くホテル(写真:Wikimedia Commons / そらみみ (Soramimi) / CC BY-SA 4.0)

マリオットボンヴォイアメックス2枚の中身

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
Marriott Bonvoy アメックス プレミアム・カード(画像:アメリカン・エキスプレス)

一般カード 年会費34,100円で年250万円の無料宿泊

一般のMarriott Bonvoy アメックスは年会費34,100円。通常の買い物100円につき2ポイント、航空券と海外利用は3ポイント、マリオット系列のホテルでは5ポイントが貯まります。もっているだけでマリオットボンヴォイのゴールドエリートがつき、空室があれば客室のアップグレード、午後2時までのレイトチェックアウト、宿泊時のポイント25パーセント増しが受けられます。

無料宿泊特典は、年250万円以上の決済とカードの継続で1泊。ただし交換レートが50,000ポイントまでのホテルが対象という条件つきです。手持ちのポイントを最大25,000ポイントまで足せるので、合算すれば75,000ポイントまでのホテルに届きます。ヒルトンの一般カードが150万円で無料宿泊に届くのに対して、マリオットは250万円。この100万円の差は、毎年の決済を考えるとかなり大きな違いです。

コートヤード・バイ・マリオット東京ステーションの外観
コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション。一般カードの50,000ポイント枠で現実的に泊まれる層(写真:Wikimedia Commons / Syced / CC0)

プレミアム 年会費82,500円で75,000ポイント枠とプラチナへの道

プレミアムは年会費82,500円。通常の買い物で100円につき3ポイント、マリオット系列では6ポイントになります。ゴールドエリートが自動でつくのは一般と同じですが、年500万円以上を決済するとプラチナエリートに昇格します。プラチナになると、対象ブランドで朝食無料、クラブラウンジ、午後4時までのレイトチェックアウトが加わるので、泊まるたびの体験が一段変わります。

無料宿泊特典は年400万円以上の決済と継続で1泊、対象の上限は75,000ポイントまで広がります。手持ちポイントの上乗せ25,000ポイントを合わせると最大100,000ポイントのホテルまで使えます。改定前の条件が150万円だったことを思うと決済のハードルは大きく上がりましたが、もらえる特典の中身は50,000ポイントから75,000ポイントへと豪華になっています。

W大阪の外観
W大阪。プレミアムの75,000ポイント枠なら時期によって手が届く(写真:Wikimedia Commons / J o / CC BY-SA 4.0)

無料宿泊特典の違いは上限と曜日と決済額

4枚の目玉はどれも無料宿泊特典ですが、仕組みの違いを一度ほどいておきます。

比べる点 ヒルトン マリオット
泊まれる日 金・土・日曜のいずれかの夜だけ 曜日の制限なし
ホテルの上限 ポイント数の上限なし(一部対象外ホテルあり) 一般50,000・プレミアム75,000ポイントまで
手持ちポイントの上乗せ できない 最大25,000ポイント(合算で一般75,000・プレミアム100,000まで)
1泊目の決済条件 一般150万円/プレミアムは継続のみ 一般250万円/プレミアム400万円
2泊目 プレミアムのみ年300万円 なし
有効期限 発行から1年 発行から1年

ヒルトンは週末に限られるかわりに、泊まれるホテルの格に上限がありません。マリオットはどんな日でも使えるかわりに、泊まれるホテルの格にポイント数の上限があります。ここが2社の性格のいちばん大きな違いです。

平日に休みが取れる人、連休の真ん中の平日に泊まりたい人にはマリオットの「曜日の制限なし」が効きます。土日しか動けない会社員で、年に1回だけ最高級のホテルに泊まりたい人には、ヒルトンの「上限なし」が効きます。自分のカレンダーを思い浮かべると、どちらが使い切れるかが見えてきます。

無料宿泊特典で実際に泊まれるホテルの顔ぶれ

ヒルトンは20以上のブランド。SLHの独立系ホテルも対象

ヒルトン・グループは、ウォルドーフ・アストリア、コンラッド、LXRといった最上位ブランドから、ヒルトン、ダブルツリー、ハンプトンまで世界で20以上のブランドを展開しています。国内の代表格はウォルドーフ・アストリア大阪、コンラッド東京、ROKU KYOTO(LXR)で、ある週末の最安料金を見るとウォルドーフ・アストリア大阪が約8.5万円、コンラッド東京が約6万円、ROKU KYOTOが約11万円でした。料金は時期で大きく動くので目安ですが、年150万円の決済でこのクラスに1泊できるなら、年会費16,500円との差は歴然です。日本のヒルトン系ホテルはヒルトン・オナーズ 日本の全ホテル完全ガイドに全部まとめています。

見落とされがちなのが、SLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド)との提携です。世界の独立系ラグジュアリーホテルが集まった組織で、ヒルトンの公式サイトやアプリから予約すればSLH加盟ホテルでもポイントが貯まり、無料宿泊特典も使えます。たとえば屋久島のsankara hotel&spa 屋久島は1泊40万円を超える日もあるホテルですが、無料宿泊特典の対象です。ただし国内のSLH加盟ホテル約19軒のうち、ヒルトン経由で対象になるのは13軒ほどで、沖縄や北海道の一部のホテルは対象外です。使う前に対象リストを確認してください。

ダブルツリーbyヒルトン那覇の外観
ダブルツリーbyヒルトン那覇。ヒルトンは中価格帯のブランドも日本に多い(写真:Wikimedia Commons / Abasaa / Public domain)

マリオットは30以上のブランド。ただし最上位は特典だけでは届きにくい

マリオット・ボンヴォイはザ・リッツ・カールトン、セントレジス、エディション、Wから、シェラトン、コートヤード、モクシーまで30以上のブランドを世界中で展開しています。ホテルの数だけで見れば、選択肢はマリオットのほうが明らかに多いです。国内のラインナップはマリオット ボンヴォイ 日本の全ホテル完全ガイドにあります。

ただし無料宿泊特典で実際に泊まれるかどうかは、対象の上限ポイントで決まります。ザ・リッツ・カールトン東京は安い日でも10万ポイント台、HOTEL THE MITSUI KYOTOは11万ポイント台が中心なので、プレミアムの合算上限100,000ポイントをもってしても届かない日がほとんどです。W大阪なら59,000ポイントくらいの日があり、宿泊料金で7万円前後のホテルですから、プレミアムの75,000ポイント枠で泊まれます。一般カードの50,000ポイント枠に収まるのは、モクシーやコートヤード、フェアフィールドといった少し下のランクのホテルが中心です。それでも探せば5〜6万円するホテルに泊まれるので、年会費34,100円は十分に回収できます。

ザ・リッツ・カールトン東京のロビー
ザ・リッツ・カールトン東京のロビー。無料宿泊特典だけでは届きにくい最上位クラス(写真:Wikimedia Commons / Wpcpey / CC BY-SA 4.0)

つまりヒルトンは上限がないので、コンラッド東京クラスにも無料宿泊特典がそのまま使えます。マリオットは上限があるので、ザ・リッツ・カールトン東京のような最上位クラスには特典だけでは届かないケースが多い。この点は知ったうえで選んだほうがいいです。もちろん自分で貯めたマリオットのポイントを使って最上位クラスに泊まることはできますし、特典に25,000ポイントまで足せる仕組みも、この弱点を少し埋めるために用意されています。無料宿泊特典の使いかたはマリオット無料宿泊特典の使い方で詳しく書いています。

HOTEL THE MITSUI KYOTOの外観
HOTEL THE MITSUI KYOTO。マリオットのラグジュアリーコレクションで、必要ポイントは10万を超える日が多い(写真:Wikimedia Commons / J o / CC BY-SA 4.0)

マイルに交換するならマリオットが圧倒的に有利

貯まったポイントをマイルに変えたい人は、ここで差がつきます。

項目 ヒルトン・オナーズ マリオットボンヴォイ
交換できる航空会社 20社以上(ANA・JALを含む) 38社(ANA・JALを含む)
ANA・JALへの交換比率 10ポイント=1マイル 3ポイント=1マイル
まとめて交換のボーナス なし 60,000ポイントごとに5,000マイル上乗せ(60,000ポイント=25,000マイル)
実質の比率 10対1 2.4対1
10万ポイントをマイルにすると 約10,000マイル 約41,000マイル(60,000+40,000で交換した場合)

ヒルトンのポイントもANAやJALのマイルに交換はできますが、10ポイントで1マイルという比率なので、10万ポイントを交換しても1万マイルにしかなりません。ヒルトンのポイントはマイルに変えず、ホテル宿泊に使うのが基本と考えてください。

いっぽうマリオットは3ポイント=1マイルで、60,000ポイントをまとめて交換すると5,000マイルのボーナスがついて25,000マイルになります。実質2.4ポイントで1マイルです。ホテルにもマイルにも使いたい人、海外のホテルにこだわらずポイントの出口を広く持ちたい人には、マリオットボンヴォイのほうが向いています。マイルに変えたあとの使いかたはマリオットポイントの効率的な貯め方・使い方2026にまとめています。

セントレジスホテル大阪の外観
セントレジスホテル大阪。マリオットは最上位ブランドの数が多い(写真:Wikimedia Commons / Oilstreet / CC BY 2.5)

1ポイント0.5円で見た年間価値の試算

それぞれのカードで無料宿泊特典の条件を満たしたとき、決済で貯まるポイントと特典を合わせてどれくらいの価値になるのか、4枚を同じ物差しで並べます。

前提をそろえておきます。ヒルトンもマリオットもポイントの価値は固定ではなく、どのホテルにいつ泊まるかで変わります。目安としてヒルトンは0.3〜1.6円、マリオットは0.5〜1.5円の幅で語られることが多く、高級ホテルを繁忙期に取るほど1ポイントの価値は上がります。ここでは保守的に1ポイント0.5円で統一します。実際にはもっと引き出せる可能性があるという前提で読んでください。

もうひとつ、無料宿泊特典の価値の出しかたも2社で違います。マリオットは上限ポイント数が決まっているので、その上限をそのまま価値にできます。ヒルトンは上限がないので、どのホテルを選ぶかで価値の幅が広がります。ヒルトンだけは幅をもたせて示します。

カード 条件の決済額 決済で貯まるポイント 無料宿泊特典の価値 合計の価値 年会費 差し引き
ヒルトン 一般 150万円 30,000ポイント(15,000円) 5万〜10万円 6.5万〜11.5万円 16,500円 +4.9万〜9.9万円
ヒルトン プレミアム 300万円(2泊) 90,000ポイント(45,000円) 10万〜20万円 14.5万〜24.5万円 66,000円 +7.9万〜17.9万円
マリオット 一般 250万円 50,000ポイント(25,000円) 50,000ポイント(25,000円) 5万円 34,100円 +約1.6万円
マリオット プレミアム 400万円 120,000ポイント(60,000円) 75,000ポイント(37,500円) 9.75万円 82,500円 +約1.5万円

こうして並べると、必要な決済額がいちばん低いヒルトン一般が、コスパでは頭ひとつ抜けています。年150万円の決済で30,000ポイント、そこにコンラッド東京クラスの週末1泊が乗るので、年会費16,500円に対してかなり余裕をもってプラスになります。

ヒルトン プレミアムは、継続だけで1泊もらえる時点で年会費66,000円の大半をカバーできます。さらに300万円を決済してダイヤモンドと2泊目まで取ると、決済分だけで90,000ポイント、特典2泊分は10万〜20万円。合計14.5万〜24.5万円なので、年会費は十分に回収できる計算です。

マリオット系は、決済額を大きく増やしても年会費との差額はヒルトンほど伸びません。一般は250万円を決済して差し引き1.6万円ほど、プレミアムは400万円で1.5万円ほどのプラスです。ただしこれは1ポイント0.5円という保守的な前提で、マリオットのポイントを1円で使えば数字は倍になります。マリオットはマイルへの交換率がいいことも、この表には出てこない価値です。一概にヒルトンがいいとは言い切れません。

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの外観
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ。家族旅行で無料宿泊特典を使う人が多いホテル(写真:Wikimedia Commons / moore / CC BY-SA 3.0)

わたしの使い分けとそれぞれが向いている人

わたし自身は、ヒルトン系の決済をヒルトンアメックスに寄せて年150万円のラインを確実に越え、ウィークエンド無料宿泊はコンラッドかROKUの週末に使っています。150万円は生活費と出張費を乗せれば無理なく届く金額なので、翌年もこのペースが楽につづきそうならプレミアムへの切り替えを考えています。継続だけで1泊、300万円で2泊目という設計は、決済を集められる人にとってはいちばん効率がいいからです。

ヒルトンアメックスの弱点は2つです。ひとつはマイルへの交換効率が悪いこと。ホテル利用に絞って使うカードと割り切れる人向きです。もうひとつは無料宿泊特典が週末に限られること。平日に動ける人には使いにくい制約です。

マリオットボンヴォイアメックスも魅力的なカードで、わたしの周りでももっている人がいちばん多い1枚です。とくに海外のホテルに泊まる機会が多い人には、系列ホテルの数の多さがそのまま効きます。アジアのリゾート、ヨーロッパの都市、アメリカの空港ホテルまで、マリオットの看板はどこにでもあります。マイルに交換する効率もいいので、ホテルにもマイルにも使いたい人にはメリットの大きいカードです。

向いている人 選ぶカード
年150万円くらいの決済で、年1回は国内の最高級ホテルの週末に泊まりたい ヒルトン 一般
年300万円以上を1枚に集められて、ダイヤモンドとラウンジ、週末2泊がほしい ヒルトン プレミアム
年250万円の決済で、平日も含めてマリオットの中価格帯ホテルに毎年1泊したい マリオット 一般
年400〜500万円を集められて、プラチナの朝食とラウンジ、75,000ポイント枠を使い切れる マリオット プレミアム
海外のホテルによく泊まる、ポイントをマイルにも回したい マリオット(一般かプレミアム)
マイルは別のカードで貯めている、ホテルは週末しか行かない ヒルトン(一般かプレミアム)

2026年10月時点の入会キャンペーン

入会を検討している方のために、公式サイトの入会特典を並べておきます。キャンペーンは時期で変わるので、申し込みの前に必ず公式ページで確認してください。

カード 条件 もらえるポイント
ヒルトン 一般 入会後3か月以内に30万円以上の利用 合計16,000ポイント(ボーナス10,000+通常6,000)
ヒルトン プレミアム 入会後3か月以内に30万円以上の利用 合計39,000ポイント(ボーナス30,000+通常9,000)
マリオット 一般 入会後3か月以内に30万円以上、6か月以内に合計100万円以上の利用 合計40,000ポイント前後(紹介経由で45,000ポイント)
マリオット プレミアム 入会後3か月以内に30万円以上、6か月以内に合計150万円以上の利用 合計75,000ポイント前後(紹介経由で80,000ポイント)

マリオットは紹介経由で入会すると通常より5,000ポイント多くもらえる仕組みがつづいています。ヒルトンの入会特典は過去に最大8万ポイント以上の増額期があったので、急がない人は増額のタイミングを待つのも手です。ホテル系カード以外も含めた比較はホテルポイントプログラム比較2026をご覧ください。

まとめ

ヒルトンアメックスとマリオットボンヴォイアメックスは、どちらも上級会員資格と無料宿泊特典が魅力のカードですが、性格はかなり違います。

  • 必要な決済額をおさえつつ、上限なしの無料宿泊特典で年会費以上の価値を取りたいなら、ヒルトン一般(年150万円)がいちばん手を出しやすい。
  • 決済を1枚に集められるなら、ヒルトン プレミアムは継続だけで1泊、年200万円でダイヤモンド、年300万円で2泊目。年会費66,000円を回収しやすい設計。
  • 系列ホテルの選択肢の多さと、3ポイント=1マイルの交換効率で海外のホテルも幅広く楽しみたいなら、マリオットボンヴォイアメックス。決済条件は年250万円(プレミアム400万円)と高め。
  • マリオットの無料宿泊特典は一般50,000・プレミアム75,000ポイントの上限があり、ザ・リッツ・カールトン東京クラスには特典だけでは届きにくい。

どちらが正解ということではなく、自分の年間の決済額の見込みと、ホテルとマイルのどちらを重視したいかで選ぶのがいいと思います。年150万円が目安ならヒルトン、年250万円を越えて海外にも泊まるならマリオット。この2本の線を自分の家計に引いてみてください。

よくある質問

Q. ヒルトンアメックスとマリオットボンヴォイアメックスは、2枚とも持つ意味がありますか。

A. あります。ヒルトン系とマリオット系の両方に泊まる人なら、一般カード2枚(年会費の合計50,600円)でゴールド資格が両方そろい、年150万円と年250万円の決済を分けて達成すれば無料宿泊特典も2泊になります。ただし決済額の分散で片方の条件に届かなくなることが多いので、まずはよく泊まる系列の1枚に決済を寄せるほうが確実です。

Q. ヒルトンアメックスの無料宿泊特典は平日に使えますか。

A. 使えません。ヒルトンアメックスの特典は「ウィークエンド無料宿泊特典」で、金・土・日曜のいずれかの夜に限られます。そのかわり、対象ホテルであれば必要ポイント数の上限はなく、コンラッド東京やウォルドーフ・アストリア大阪のようなラグジュアリーホテルにも使えます。

Q. マリオットボンヴォイアメックスの無料宿泊特典で、ザ・リッツ・カールトン東京に泊まれますか。

A. 無料宿泊特典だけでは難しいです。一般カードの特典は50,000ポイントまで、プレミアムは75,000ポイントまでのホテルが対象で、手持ちのポイントを最大25,000ポイントまで足せます。合算の上限は一般75,000ポイント、プレミアム100,000ポイントです。ザ・リッツ・カールトン東京は安い日でも10万ポイント台が中心なので、プレミアムの合算上限いっぱいで、かつ必要ポイントが低い日を探す必要があります。

Q. ヒルトンのポイントをANAやJALのマイルに交換するのは得ですか。

A. 得ではありません。ヒルトン・オナーズのポイントは20社以上の航空会社のマイルに交換できますが、ANA・JALは10ポイント=1マイルの比率です。10万ポイントで1万マイルにしかならないので、ヒルトンのポイントはホテル宿泊に使うものと割り切るのが基本です。マイルも使いたい人は、3ポイント=1マイル(60,000ポイントまとめて交換すると25,000マイル)になるマリオットボンヴォイのほうが向いています。

Q. マリオットボンヴォイアメックスは2026年に改定されましたが、無料宿泊の条件はすぐ変わりますか。

A. プログラム期間の終了日が2025年10月27日から2026年10月26日までのカード会員には経過措置があり、改定前の利用条件(一般カードは年150万円)で無料宿泊特典を受け取れます。2026年10月28日以降にはじまるプログラム期間からは、一般カード年250万円・プレミアム年400万円の新しい条件が適用されます。



この記事を書いた人
TE travel 編集部
TE travel は、Team Elite メンバーによる旅行記録サイトです。ANAダイヤモンド・マリオット チタンエリート・ヒルトン ダイヤモンドなど、各プログラムの上級ステータスを実際に取得・維持しながら、ファーストクラス・ビジネスクラス・ラグジュアリーホテルを体験した記録を発信しています。ポイント・マイルの使い方から、上級会員だけが知る現場の実感まで、数字では伝わらない情報をお届けします。