沖縄に来たら、ブルーシールを食べてから帰る。そう決めている旅行者は少なくありません。那覇の国際通りを歩けば青いロゴのショップが目に入り、恩納村のリゾートへ向かう国道沿いにも店舗があります。1948年創業というその歴史は、沖縄のアメリカ統治時代にまでさかのぼります。単なるアイスクリームチェーンではなく、沖縄の食文化を象徴する存在として、地元の人々と旅行者の双方に支持され続けているのがブルーシールです。
ブルーシールの歴史——米軍施設から沖縄全土へ
ブルーシール(Blue Seal)の歴史は1948年にはじまります。第二次世界大戦後、アメリカの施政権下に置かれていた沖縄で、米軍関係者向けの食品供給会社としてスタートしました。当初は米軍基地内の施設向けにアイスクリームを製造・販売しており、一般の沖縄の人々が口にできるものではありませんでした。1963年、基地の外にはじめての一般向け店舗をオープンしたことで、ブルーシールは沖縄の人々にも広く知られるようになりました。
アメリカのアイスクリームの製法を受け継ぎながら、沖縄産の食材を使ったフレーバー開発を進めていったのです。1972年の本土復帰後も、ブルーシールは「沖縄のアイスクリーム」としての地位を守り続けました。本土のアイスクリームブランドが続々と進出する中でも、ブルーシール独自の沖縄限定フレーバーと地元への根付きが、揺るぎない支持の理由となっています。現在では沖縄本島を中心に約60店舗を展開し、年間を通じて旅行者と地元の人々で賑わっています。
沖縄限定フレーバーの詳細
ブルーシールの最大の魅力は、沖縄でしか食べられない限定フレーバーの豊富さです。紅いもは定番中の定番フレーバーです。沖縄産の紅いもを使い、鮮やかな紫色と素朴な甘みが特徴です。見た目のインパクトも強く、甘みが強すぎず後味がすっきりしているため、アイスが得意でない方にも食べやすいフレーバーです。
塩ちんすこうは、沖縄の伝統菓子「ちんすこう」をアイスに練り込んだフレーバーです。ほのかな塩味がアイスの甘みを引き立て、ちんすこうのサクサクした食感のかけらが混ざっています。沖縄スイーツとアイスクリームが一体となった独自のフレーバーで、お土産としてアイスを選ぶ方にも非常に人気があります。
さんぴん茶は沖縄で日常的に飲まれるジャスミンティーを使ったフレーバーです。爽やかな茶の香りとすっきりとした甘みが合わさり、暑い沖縄の気候にぴったりのさっぱりとした後味が楽しめます。シークワーサーは沖縄原産の柑橘類を使い、爽やかな酸味と甘みのバランスが夏にとくに合います。マンゴーは沖縄産マンゴーの濃厚な香りを活かしたフレーバーです。そのほか、パイナップル、タンカンなど沖縄産のフルーツを使ったフレーバーも季節ごとに登場します。
定番フレーバーと季節限定の違い
ブルーシールのフレーバーは大きく「定番」と「季節限定」に分かれます。定番フレーバーは年間を通じて必ず提供されており、紅いも、塩ちんすこう、バニラ、チョコレートなどが該当します。初めてブルーシールを訪れる場合は、まず定番フレーバーを基準にしてから選ぶとよいでしょう。
季節限定フレーバーは、春夏秋冬それぞれの旬の食材を活かして作られます。夏にはシークワーサーやマンゴーが登場しやすく、秋冬はさつまいもやかぼちゃを使ったフレーバーが出ることもあります。旅行の季節によって出会えるフレーバーが変わるため、何度訪れても新しい発見があります。店舗によって取り扱いフレーバーの数が異なることも知っておくとよいでしょう。大型店舗では30種類以上のフレーバーが並ぶことがありますが、小規模店舗では15〜20種類程度になることがあります。
おすすめの食べ方
ブルーシールではアイスクリームの提供形式を選ぶことができます。コーンとカップは基本の選択肢で、コーンはサクサクのウエハースコーンに盛られ、食べ歩きにも向いています。ダブルやトリプルは2〜3種類のフレーバーを同時に楽しめる選択肢です。紅いもと塩ちんすこうを組み合わせて沖縄フレーバーを堪能するのも良いですし、さんぴん茶とシークワーサーのさっぱりコンビにするのもよい選択です。はじめて訪れる場合は、ダブルで沖縄限定フレーバーを2種類試してみることをおすすめします。
サンデーはアイスにソースやトッピングをかけた贅沢な食べ方です。チョコレートソースやストロベリーソース、ホイップクリームをトッピングすることで、アイスパーラーとしての満足感が高まります。店内でゆっくりと過ごすときに選ぶといいでしょう。
| フレーバー | 特徴 | おすすめ度 | カロリー目安 |
|---|---|---|---|
| 紅いも | 鮮やかな紫色・素朴な甘み | ★★★★★ | 約160kcal |
| 塩ちんすこう | ほのかな塩味とサクサク食感 | ★★★★★ | 約180kcal |
| さんぴん茶 | ジャスミンの香りとすっきりした甘み | ★★★★☆ | 約150kcal |
| シークワーサー | 爽やかな酸味・夏向き | ★★★★☆ | 約140kcal |
| マンゴー | 沖縄産マンゴーの濃厚な甘みと香り | ★★★★☆ | 約165kcal |
主要店舗と観光拠点
那覇の国際通りには複数のブルーシール店舗があり、観光の途中に立ち寄るのに最適です。国際通り店は旅行者で常に賑わっており、沖縄旅行で最初にブルーシールを体験する場所として多くの旅行者が選んでいます。那覇空港には国内線ターミナル内に店舗があります。出発前の時間に立ち寄ることができるため、旅の締めくくりに最後のひと品として選ぶ旅行者も多くいます。
恩納村エリアはラグジュアリーリゾートが集中するエリアであり、ブルーシールの店舗も複数あります。リゾート滞在中に車で移動するついでに立ち寄れる距離感で、夕暮れ時に海を眺めながらアイスを食べるのは沖縄らしい旅のひとこまになります。北谷(ちゃたん)のアメリカンビレッジ近くにも店舗があり、A&Wとあわせてアメリカ文化のある北谷エリアを楽しむルートとしても人気があります。
お土産アイスとギフトセット
ブルーシールでは、お土産用に持ち帰れる冷凍アイスパックを販売しています。紅いもや塩ちんすこうなどの沖縄限定フレーバーのパックが中心で、複数フレーバーをセットにしたギフトパックも揃っています。通販については、ブルーシールの公式オンラインショップから全国発送が可能なアイテムもあります。ただし冷凍発送のため送料が高くなる場合があり、公式サイトで対応地域と送料を事前に確認することをおすすめします。
店舗でのお土産購入の場合、ドライアイスを入れてもらうことができます。保冷時間には限りがあるため、購入後はできるだけ早く冷凍できる環境に移すか、当日中に消費するとよいでしょう。那覇空港への移動時間が長い場合は、空港到着直前に購入するのが安全です。
ちんすこうとの組み合わせ——沖縄スイーツの重ね楽しみ
沖縄スイーツを深く楽しみたいなら、ブルーシールとちんすこうを組み合わせるのがひとつの楽しみ方です。塩ちんすこうフレーバーのアイスを食べながら、土産店で購入したちんすこうをかじるという組み合わせは、沖縄の味を重層的に味わえます。ちんすこうをアイスのトッピングとして砕いてかけるアレンジも、ブルーシールの一部店舗で楽しめます。また、沖縄ぜんざいとブルーシールのアイスを一緒に提供するメニューを用意している店舗もあります。
ラグジュアリーリゾート近くの店舗情報
万座毛周辺や恩納村の高級リゾートエリアから車で15〜25分以内にブルーシールの店舗があります。リゾートホテルのコンシェルジュに「ブルーシールに行きたい」と伝えると、最寄り店舗への行き方を案内してもらえます。レンタカー利用の旅行者はもちろん、タクシーでのアクセスも可能な立地の店舗が多いため、移動手段の心配はほとんどいりません。夕食前のひと息に立ち寄るのもよいですし、ビーチから戻った後に立ち寄るのも沖縄らしい過ごし方です。リゾートの上質な環境とローカルな体験を組み合わせることで、旅全体の奥行きが増します。
よくある質問
Q. ブルーシールは沖縄でしか食べられませんか?
A. 基本的に沖縄県内の店舗での提供が中心です。通販では冷凍発送対応のパック商品を購入できます。常設店舗はほぼ沖縄にのみあります。
Q. はじめて食べる場合、どのフレーバーがおすすめですか?
A. 紅いもと塩ちんすこうのダブルがもっとも多くの方に喜ばれる組み合わせです。どちらも沖縄限定フレーバーであり、ブルーシールの個性を感じやすいフレーバーです。
Q. アイスをお土産として持ち帰ることはできますか?
A. 可能です。店舗でドライアイスを入れてもらえます。受託手荷物として預けることは可能ですが航空会社のルールを事前に確認してください。
Q. 季節限定フレーバーはいつ頃登場しますか?
A. 旬の食材に合わせて年に複数回入れ替わります。夏はシークワーサーやマンゴーが登場しやすく、秋冬はさつまいも系が出ることがあります。公式サイトで最新情報を確認してください。
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