ウィーン旅行記|音楽と建築の都、3日間で巡った場所とホテルの選び方

ウィーンは「帝都」の格を今も保っている街です。ハプスブルク家が600年にわたって君臨したオーストリア・ハンガリー帝国の首都として、19世紀に建設された壮麗な建築が今も街の中心にそのまま残っています。そして音楽。モーツァルト・ベートーヴェン・シューベルト・ブラームス・マーラーが活躍した街を歩きながら、同じ空気を感じる体験は、ウィーンでしかできません。

ウィーンへのアクセス

ANAはウィーンへの直行便を現在運航していません。主なルートはANAでフランクフルト(FRA)またはロンドン経由し、ルフトハンザ・オーストリア航空に乗り継ぐ方法です。ANAマイルで予約する場合、スターアライアンス加盟のルフトハンザ・オーストリア航空への乗り継ぎが利用できます。

ウィーン国際空港(VIE)から市内へは「CAT(City Airport Train)」で約16分(ウィーン・ミッテ駅まで)。または地下鉄U3・S-Bahnでも市内に出られます。

交通手段 所要時間 料金目安
CAT(空港特急) 約16分 約€14.90(片道)
S7(S-Bahn) 約25分 約€4(Klimaticket利用時)
タクシー/配車アプリ 30〜45分 €40〜55

ウィーンのホテル — 3選

ウィーンは街の格にふさわしいクラシックホテルが揃っています。過去の滞在でそれぞれ特徴のある3軒に泊まりました。

ホテル・インペリアル ウィーン

リング通り(Ringstraße)に面する、ウィーンで最も格式の高いホテルのひとつです。1873年のウィーン万博の際にオープンし、ワーグナー・マーラー・エルガーが滞在した歴史を持ちます。詳細な宿泊記はこちらで書いています。

ル・メリディアン ウィーン

ウィーン西駅(Westbahnhof)近くに位置するモダンなホテルです。クラシック建築のウィーンの中でコンテンポラリーなインテリアが際立ちます。宿泊記はこちら

ホテル・ブリストル ウィーン

国立オペラ座に隣接する老舗ホテルです。オペラ観劇を旅の中心に置くなら、ブリストルは立地・格式ともに理想的な選択です。詳細はこちら

ホテル 立地 スタイル 特徴
ホテル・インペリアル リング通り クラシック宮殿風 最高格式・皇帝の宿
ル・メリディアン 西駅近く モダン コスパ良・ボックスオフィス近い
ホテル・ブリストル オペラ座隣 クラシック オペラ観劇に最高の立地

歩いた場所

リング通り(リングシュトラーセ)

ウィーン旧市街を取り囲む環状大通りで、国立オペラ座・美術史美術館・自然史美術館・市庁舎・国会議事堂・ブルク劇場が一列に並んでいます。路面電車(Straßenbahn)1番・2番に乗れば座ったまま一周できます。

シュテファン大聖堂

ウィーンの象徴的な建物で、市内の中心に立つゴシック様式の大聖堂です。斜め格子模様のモザイクタイル屋根は遠くからでも識別できます。南塔にはエレベーターが通じており、上から見るウィーン旧市街の赤い屋根は圧巻です。

ウィーン美術史美術館(KHM)

リング通りに面する世界屈指の美術館です。ハプスブルク家が600年にわたって収集した絵画・工芸品が収蔵されており、フェルメール・レンブラント・ルーベンス・ベラスケスが揃っています。建物自体が展示物のように美しく、大階段ホールの天井画はクリムトの初期作品です。

ベルヴェデーレ宮殿

クリムトの「接吻」(Der Kuss)が所蔵されている宮殿美術館です。上宮と下宮の間に広がるバロック庭園の景色も美しく、ウィーン市街を背景に撮影できる絶好のロケーションです。実物のサイズ(縦180cm×横180cm)は写真では伝わらない迫力があります。

ナッシュマルクト

ウィーン中心部のオープンエアマーケットです。スパイス・チーズ・ハム・野菜・ケバブ・シーフードが並ぶ活気のある市場で、土曜日はフリーマーケットも開かれます。

ウィーンで音楽を聴く

国立オペラ座(Wiener Staatsoper)

世界最高峰のオペラ座として知られます。シーズン中(9月〜6月)はほぼ毎晩公演があり、正装でなくてもフォーマルな服装があれば問題ありません。立ち見席(Stehplatz)は当日窓口で80分前から販売され、€4〜15程度で入場できます。

ムジークフェライン(楽友協会)

ウィーン・フィルの本拠地で、「黄金のホール(Goldener Saal)」はカーネギー・ホール・アムステルダム・コンセルトヘボウと並ぶ世界三大ホールのひとつとされます。ニューイヤーコンサートが毎年1月1日に開催される会場としても有名です。

カフェハウス文化

ウィーンの「カフェハウス」はユネスコ無形文化遺産に登録されています。単なるコーヒーを飲む場所ではなく、新聞を読み、友人と議論を続ける場として19世紀から機能してきた文化施設です。

  • カフェ・ザッハー(Café Sacher):ザッハートルテ発祥の店。オペラ座裏
  • カフェ・ラントマン(Café Landtmann):リング通り沿いの老舗。フロイトも通ったとされる
  • カフェ・ハヴェルカ(Café Hawelka):マレとポスト印象主義の匂いがする古典的カフェ

注文は「メランジェ(Melange)」が定番です。エスプレッソにフォームドミルクを加えたウィーン独自のコーヒーです。

ウィーンは3日間でどこまで行けるか

3日間あれば、リング通りの主要建築・シュテファン大聖堂・ベルヴェデーレ・ナッシュマルクト・夜のオペラかコンサートを無理なく体験できます。4日目はシェーンブルン宮殿(皇帝の夏の離宮)とウィーンの森への日帰りをすすめます。

ウィーンはプラハ・ブダペストとの組み合わせが定番のルートです。ブダペストとはレイルジェット(高速鉄道)で約2時間半。ブダペスト・マリオットも合わせてご参照ください。

よくある質問

ANAマイルでウィーンへ行くにはどうすればいいですか?

ANAはウィーンへの直行便を運航していません。フランクフルト・ミュンヘン・ロンドン経由でスターアライアンス加盟のルフトハンザまたはオーストリア航空に乗り継ぐルートが利用できます。ANAマイルで一括して予約可能です。

ウィーンのオペラ座は事前予約が必要ですか?

正規座席は事前予約が必要で、人気演目はシーズン序盤に売り切れることも多いです。ただし立ち見席(Stehplatz)は当日窓口で80分前から販売され、€4〜15程度で入場できます。

ウィーンのカフェハウスでの注文はどうすればいいですか?

定番は「メランジェ(Melange)」です。エスプレッソにフォームドミルクを加えたウィーン独自のコーヒーで、日本のカフェラテに近い感覚で注文できます。ケーキは「ザッハートルテ」を試してみてください。

ウィーンからブダペストへはどう移動できますか?

レイルジェット(高速鉄道)で約2時間半です。ウィーン中央駅(Wien Hauptbahnhof)から直通で運行されており、比較的便利にアクセスできます。