マリオット・ボンヴォイのポートフォリオの中で「コートヤード」は「賢い旅行者のためのブランド」という位置づけだ。5つ星の格調は求めない。その代わりに手に入るのは、適正価格での清潔・快適な滞在と、マリオットブランドの安心感だ。
コートヤード・バイ・マリオット バリ ヌサドゥアは、まさにそのコンセプトを体現するホテルだ。ヌサドゥア地区のビーチリゾートエリアに位置し、プールとビーチアクセスを確保しながら、宿泊費はザ・リッツ・カールトンやJWマリオットの半分以下に抑えられる。
基本情報とアクセス
ヌサドゥアはバリ島南部の計画的リゾートゾーンで、高級ホテルが集中する地域だ。コートヤードはその中心に位置しており、ヌサドゥアビーチウォーク(商業エリア)まで徒歩約5分という利便性がある。デンパサール空港からは車で約20分とアクセスも良好だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | コートヤード・バイ・マリオット(マリオット・ボンヴォイ) |
| ポイントカテゴリー | カテゴリー4 |
| 客室数 | 約150室 |
| チェックイン/アウト | 15:00 / 12:00 |
| 立地 | バリ島ヌサドゥア(空港から車約20分) |
| ビーチアクセス | ホテル専用ビーチあり(徒歩約3分) |
| プール | 屋外インフィニティプール |
| レストラン | 1箇所(オールデイダイニング) |
チェックインと第一印象
チェックインはスムーズだった。ウェルカムドリンクはなかったが(コートヤードでは提供しないホテルも多い)、スタッフの案内は丁寧で、客室・施設の説明を受けながらルームカードを受け取った。所要時間は約8分。
ロビーは天井が高く、開放的なデザインだ。ガラス張りの窓からプールと南国の植栽が見える。格式よりも機能性と開放感を重視したデザインで、初めてのリゾートホテルでも緊張しない雰囲気がある。チェックインカウンターの脇に軽食・コーヒーのカフェスタンドが設けられており、早朝フライトの帰りに便利だと感じた。
客室:清潔・機能的で十分な広さ
スタンダードルームの広さは約40平方メートル。ウォールパネルとリネンはアイボリー系で統一されており、清潔感がある。マリオットのスタンダードベッドは程よい硬さで、良質な睡眠を確保できた。
| 設備 | 詳細 |
|---|---|
| ベッド | キングまたはダブルクイーン(コットン300TC リネン) |
| バスルーム | シャワー+バスタブ(スタンダードルーム) |
| アメニティ | マリオット標準(シャンプー・コンディショナー・ボディウォッシュ) |
| テレビ | 49インチ スマートTV |
| ミニバー | 冷蔵庫のみ(飲料有料) |
| バルコニー | プールビューまたはガーデンビュー(タイプにより) |
| コンセント | ユニバーサル対応(日本のプラグもOK) |
| セーフティボックス | あり |
窓の外はプールか熱帯植栽のどちらかになる。「プールビュー」と「ガーデンビュー」の価格差は大きくないので、予約時にプールビューを指定するとより開放感がある。ただしプールサイドの声が届く場合もあるため、静かに過ごしたい人はガーデンビューがよいかもしれない。
プールとビーチ:ヌサドゥアの最大の魅力
コートヤードのプールは「インフィニティ」を名乗っているが、実際は海に向かって視線が抜ける設計で、本格的なインフィニティプールとは少し異なる。それでも全長約25メートルの大きさがあり、早朝から夜まで快適に利用できる。
プールサイドにはデイベッドとパラソルが並んでおり、バータイプのサービスカウンターが設置されている。スムージーやビールを注文しながら日中を過ごすスタイルは、ここでも変わらない。
ホテルの専用ビーチはプールから徒歩約3分。ヌサドゥアのビーチは波が穏やかで遊泳に適しており、白砂のビーチが500メートル以上続く。サンベッドは無料で利用でき、ビーチボーイが飲み物の注文を取りに来てくれる。
ダイニング:朝食ビュッフェとコスパのよいアラカルト
オールデイダイニング「エキスポ・キッチン」は朝食・昼食・夕食に対応している。朝食ビュッフェはインドネシア料理、洋食、ベーカリーの3ゾーンに分かれており、品数は5つ星ほどではないが必要十分だ。ライブキッチンでオムレツをオーダーできる点はコートヤードらしい。
夕食のアラカルトメニューは魚介グリル、パスタ、バリニーズカレーなどが600,000〜900,000ルピア(約600〜900円)前後の価格帯で揃っている。ヌサドゥアのビーチウォーク内にある他レストランよりも割安で、品質も安定している印象だった。
ルームサービスは24時間対応。プールやビーチで疲れて部屋でゆっくりしたい夜に重宝した。
ボンヴォイ会員特典
| 特典 | 実際の体験 |
|---|---|
| ウェルカムギフト | ボーナスポイント1,500P(ゴールド・プラチナの場合は朝食も選択可) |
| 客室アップグレード | 空き状況によりプールビューへアップ |
| レイトチェックアウト | 14:00まで(プラチナ以上、空き状況による) |
| ラウンジ | コートヤードにエグゼクティブラウンジなし |
| ポイント加算 | ベースポイント+エリートボーナス(ステータスによる) |
コートヤードはクラブラウンジを持たないブランドなので、その点だけは注意が必要だ。ただしプラチナ以上の会員であれば同じヌサドゥアエリアの上位ブランドホテル(JWマリオット、ザ・リッツ・カールトン)のクラブラウンジを別途使う選択肢もある。
コスパで選ぶならコートヤードが正解
ヌサドゥアには多数のラグジュアリーホテルが並ぶが、コートヤードは「価格を2〜3割抑えながら同じビーチにアクセスしたい」という旅行者に最適な選択だ。
客室・プール・ビーチの質は十分で、朝食の充実度も問題ない。ハネムーンや特別な記念旅行でない限り、追加費用を払って上位ブランドに泊まる必要性を感じさせないホテルだ。
ヌサドゥアで過ごす3泊:モデルスケジュール
| 日程 | おすすめの過ごし方 |
|---|---|
| 1日目(到着) | チェックイン → プールでリラックス → ビーチウォークで夕食 |
| 2日目 | 早朝ビーチ散歩 → 朝食 → クタ・スミニャック方面へ観光 → スパ(近隣施設) |
| 3日目 | ウルワトゥ寺院(日没の崖上ケチャック)→ ジンバラン海鮮ディナー |
このホテルが向いている旅行者
マリオット・ボンヴォイのポイントを活用して長期バリ旅行を組む人に向いている。ポイントカテゴリーが4と低いため、5〜7泊でも比較的少ないポイント数でカバーできる。
初めてのバリ旅行でホテル選びに迷っている人にもおすすめだ。ヌサドゥアは治安がよく交通アクセスも整っており、観光の基点として使いやすい。ビーチとプールを中心に休暇を満喫したいファミリーにも適している。
よくある質問
コートヤード・バリのビーチは混んでいますか?
ヌサドゥアのビーチはホテル単位でセクション管理されているため、ビーチが混雑することはほとんどありません。ホテル専用区画のサンベッドはほぼいつでも確保できました。
ヌサドゥアからクタ・スミニャックへの移動方法は?
車で約25〜35分です。GRABタクシーが最も手軽で、クタまで約200,000〜250,000ルピアが目安です。レンタバイクは交通混雑時でも自由に動けますが、慣れない方には難しいことがあります。
子連れ旅行に向いていますか?
ヌサドゥアは安全で整備された地区です。ビーチは遠浅で波が穏やか、プールはキッズ対応のシャロープールが設けられており、ファミリーに非常に向いています。
ボンヴォイポイントで何泊できますか?
ダイナミック価格のため変動しますが、1泊あたり20,000〜40,000ポイントが目安です。5泊で100,000〜200,000ポイントを見ておくと安心です。
空港から直接行けますか?
デンパサール空港(ングラ・ライ国際空港)から車で約20〜25分です。ホテルの送迎サービス(有料)またはGRABタクシーが利用できます。メータータクシーよりGRABのほうが料金が明確です。
朝食は宿泊料金に含まれますか?
レートによります。朝食なしのレートで予約した場合は1名約150,000〜200,000ルピアが追加になります。ゴールド/プラチナエリート会員はウェルカムギフトとして朝食を選択できる場合があります。
ヌサドゥアに観光スポットはありますか?
ヌサドゥア内に「バリ国際会議場」や「ガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ文化公園(GWK)」があります。GWKはガルーダ神(ヴィシュヌ神の乗り物)の巨大像で有名なスポットです(車で約10分)。
スパはホテル内にありますか?
コートヤード・バリ単独のスパ施設は小規模です。本格的なスパを希望する場合は、徒歩圏内のヌサドゥアエリアの独立スパサロンを利用するとよいでしょう。
Wi-Fiは快適に使えますか?
全室・プールサイド・ロビーで無料Wi-Fiが利用できます。動画視聴やビデオ通話に支障ない速度でした。
チェックアウト後の荷物預かりはありますか?
チェックアウト後の荷物預かりサービスは無料です。観光を済ませてから夜の便で帰国するプランに対応できます。
この記事に関連するガイド
公式サイト・参考リンク
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