シンガポール航空 SQ ビジネスクラス スタッガード・シート搭乗記
シンガポール航空 ビジネスクラスのスタッガード・シートに乗って、バリ島に3回 旅行しました。
いずれも、シンガポール チャンギ国際空港で乗り継ぎの深夜便です。
深夜便のメリットは、仕事終わりに出発できることです。
ANAとシンガポール航空の深夜便の違いがあります。それは食事の提供です。
シンガポール航空では、深夜便でも夕食が提供されます。おもいっきりヘビーや夜食になります。
ANAでは、夜遅い便ではアミューズ(おつまみ)のみで、到着前に朝食が出ます。ただし、深夜にアラカルトでラーメンやカレーなど、頼むことができます。ANAでシンガポールに行くときは、ぼくはチキンライス(海南鶏飯/ハイナンチーハン)を頼みます。
シンガポール航空は、羽田発と成田発で機材が異なりました。
羽田発は、エアバス(A350-800)で、成田発はボーイング(B777-300ER)でした。シンガポール ー デンパサール間は、ボーイング(B787-10)でした。
ANA ビジネスクラスのスタッガード・シートとは、見た目も、乗り心地も、お食事も異なります。
スタッガード・シートとは
スタッガード・シートの特長は、座席配列をたがい違いにすることで、どの席からも直接通路に出やすくなるよう開発されました。
シンガポール航空 ビジネスクラス・シート
シンガポール航空のビジネスクラス・シートは、縦に互い違いに配列されたスタッガード・シートです。
窓際はひとりでゆったりと座れます。内側はカップルで座ると話ができます。どちらも通路に面しているので、隣を気にせずにトイレに立てます。(1-2-1)
もちろん、フルフラット・シートになります。就寝時には、ベッドのように180度に倒して休めます。
成田発と羽田発では機材が異なりました。
ぼくは都内在住なので、成田空港よりも羽田空港のほうが便利です。
ですがシートで選ぶなら、大型機のB777-300ER。シートが広くて、おすすめです。
飛行機好きの人は、チケットをとる際には吟味してください。
ちなみに、成田空港発の便は、海外からの乗り換えに使われている外国人が多いように感じました。
B777-300ER
成田空港 ー シンガポール(チャンギ国際空港)間

革張りのシート。横幅が広い

離陸前から脚を伸ばせる
A350-800
羽田空港 ー シンガポール(チャンギ国際空港)間

シェル型になっていて、包み込まれるような安心感がある
B787-10
デンパサール空港(ングラ・ライ空港) ー シンガポール(チャンギ国際空港)間

エアバスと同じ仕様のシート。頭をもたれかられるところもいい。
シンガポール航空 ビジネスクラスの食事
シンガポール航空は、世界トップクラスのサービスを提供してくれています。とくに、食事はおいしくて評判です。
食事のオーダーは、離陸前にCAさんが尋ねにやってきます。
なので、着席したらすぐにメニューを見るのがポイント。
お食事は通常のメニューのほかに、『ブック・ザ・クック』というサービスがあります。
事前に(3日前までに)たくさんのメニューのなかから、好きなメニューをオーダーできるサービスです。ホームページから申し込みます。
通常のメニューもおいしいですが、ビジネスクラスでの旅行には『ブック・ザ・クック』を利用されることをおすすめします。
ANAでアミューズが出てくるタイミングで、サテーが提供されます。シンガポール風の焼き鳥です。中長距離線では、かならず提供されます。
注意点は、そのあと食事が出てくるまでに、長いときは1時間くらい空くときがあります。サテーはゆっくりいただくことと、意外とお腹にたまるので、その後の食事のバランスを考えて楽しんでください。
コース・メニュー
通常のメニューのパターンはこちらです。

サテー

オードブル

メインのステーキ

デザートはいつもチーズにしています。
ブック・ザ・クック
『ブック・ザ・クック』でオーダーしたメニューはこちらです。

ブイヤベース
このときは深夜便だから、ANAスイートラウンジでたくさんいただいたので、(そういう予定にしていたので、)機内では軽めにしようと、ブイヤベースのスープにしました。
ブイヤベースは見た目よりもおいしくて、つぎもオーダーしようと思いました。

オマール海老のグラタン
シンガポールからの帰国便では、『ブック・ザ・クック』によくオマール海老の料理があります。超おすすめです。(時期により調理方法は違うようです)
オマール海老がグラタンでにしてあります。絶品です。
その他のメニュー
そのほかの朝食や乗り継ぎ便の料理も紹介します。どれもおいしい。

チキンライス(海南鶏飯)

牛肉と焼きそば

ステーキ

シーフード焼きそば
シンガポール・スリング
あと、いつも機内でお願いするのは、シンガポール・スリング。
むかし、シンガポールスリングの発祥地 ラッフルズ・ホテルのロング・バーでいただいたことを思い出しながら、深夜のフライトを楽しみます。

シンガポール・スリング

シンガポール・スリングは甘いので、一杯でじゅうぶん。
シンガポール・スリング(Singapore Sling)は、シンガポールを代表するジンベースのカクテルです。
夕焼けをイメージしたとされる鮮やかなピンク色が特徴で、爽やかな飲み口とフルーティーな甘さが人気です。
誕生の背景:
1915年、シンガポールにある名門ホテル ラッフルズ・ホテルのロング・バーで、チーフバーテンダーによって考案されました。
当時は、公の場でお酒を飲むのは男性に限られており、女性がアルコールを飲むことは好ましくないとされていました。そこで、彼は女性が人目を気にせず飲めるように、一見するとフルーツジュースのようなカクテルを創作しました。
レシピ
ラッフルズ・ホテル・スタイル
複数のリキュールやジュースを使い、複雑でトロピカルな風味が特徴です。
- ドライ・ジン
- チェリー・ブランデー
- ベネディクティン(ハーブリキュール)
- ホワイト・キュラソー(トリプルセック)
- パイナップルジュース
- ライムジュース(またはレモンジュース)
- グレナデン・シロップ
- アンゴスチュラ・ビターズ
- ソーダ水
シンガポール航空 ビジネスクラスのラウンジ
シンガポール航空のラウンジは、「シルバークリス・ラウンジ」です。

シルバークリス・ラウンジのエントランス

深夜に到着でも安心。24時開いています。好きなときにお料理やドリンクをいただけます。

朝粥
シンガポール航空 ビジネスクラスのサービス
こんなサプライズなサービスもありました。
CAさんから、「飛行機の旅はお好きですか」と声をかけられ、「こちらはお子さま用なのですが」と添えられ、シンガポール航空オリジナルのテディベアとイラストとメッセージ付きのカードをいただきました。
イラストには、ぼくが頼んだシンガポール・スリングに水滴など細かな描写まで描いてくれていました。お忙しい時間の合間に、感謝です。
ひとり旅のときは、こういう心づかいがいちばんうれしく感じます。

テディベアとカード
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