THE Suite
2024年11月24-25日、ロンドン・ヒースロー空港から羽田空港までの、ANA ファーストクラス THE Suiteの旅をご紹介します。
ANA ファーストクラス THE Suiteとは
THE Suiteは、ANA(全日空)のB777‑300ER型機(仕様212席)に搭載されているファーストクラス・シートです。
シート数は、わずか8席のみの究極のプライベート空間です。
シート配列は、1‑2‑1。完全扉付きの個室型の設計により、高いプライバシーと居住性を保ってくれます。

ANAのホームページより掲載
まずはこちらの動画をご覧ください。
チェックイン
ロンドン・ヒースロー空港からのANA便は、第2ターミナル。フライト時刻は、19時です。
チェックインの時間は、搭乗の3時間前からなので、16時から手続きが開始になります。
けれども、準備ができたら手続きをはじめてくれるようで、この日は15時30分くらいからはじめてくれました。
ラウンジを楽しみたかったので、早くチェックインができたのはうれしい限りです。
ヒースロー空港は巨大なので、搭乗ゲートまでは歩いて20分はかかります。(30分はみましょう)
また、ヒースロー空港はなにかとトラブルが起こります。ましてやエコノミークラスはチェックインが混むことが必至です。早め早めの行動が大事です。
ファーストクラス・ラウンジ
ヒースロー空港第2ターミナルは、スターアライアンスが集結しています。ここには、4つのビジネスクラス・ラウンジがあります。
ルフトハンザ航空の「セネター・ラウンジ」
ユナイテッド航空「ユナイテッド・クラブ」
エアカナダ「メープルリーフ・ラウンジ」
シンガポール航空「シルバークリス・ラウンジ」
このうち、ファーストクラス・ラウンジがあるのは、シンガポール航空の「シルバークリス・ラウンジ」。
ということで、最高のサービスを味わえるシルバークリス・ファーストクラス・ラウンジを利用することにしました。
ファーストクラス・ラウンジでは、お食事はビュッフェだけでなく、テーブル・オーダーができます。
このあと機内で豪華なディナーがあるので、抑えめにシャンパンとラクサをいただきました。
搭乗
搭乗時間は、18:30。
でもこの日は強風だったため、30分遅れての搭乗となりました。
もちろん、ファーストクラスの搭乗はグループ①。1番最初の搭乗です。
早く着席して、着替えてリラックスして、シャンパンをいただく。そのルーティンが幸せな時間です。
ファーストクラスでは、パジャマがいただけます。ビジネスクラスは貸し出しなのですが、ファーストクラスは持ち帰れます。
帰宅してルームウェアとして使うと、ファーストクラスの素敵な思い出が蘇り、それもまた最高です。
ちなにみ、ぼくはいつも機内ではパジャマは着ずに、リラックスウェアを持ちこ込んで着ています。
シート
ANAのホームページより掲載
シート配列は、1‑2‑1(窓側1列、内側2列)。わずか8席のみのプライベート空間です。
完全扉付きの個室型の設計により、高いプライバシーと居住性を保ってくれます。
座席は電動リクライニングで、フルフラット・ベッド(180°)に展開すると、84cm幅のシングルベッド相当となり、足を伸ばして安眠することができます。
モニターは、43インチの大型4K液晶モニターを装備。機内で大迫力の映画を楽しめます。
ずっと映画を観ていました。
ファーストクラスは、CAさんがベッド・メイキングをしてくれます。
寝具は、西川との共同開発のクッションをはじめ、羽毛布団が提供され、快眠仕様になっています。
個人的には、テネリータのブランケットがお気に入りでした。
機内では、Wi-Fiが使えます。
搭乗時はファーストクラスのみ無料で使えましたが、現在はすべてのクラスでWi-Fiが使えるようになっています。
その他としては、HDMI、USB、ユニバーサル電源を完備しています。パソコンやスマートフォンの接続や充電など、機能面でも充実しています。
また、収納スペースが豊富にあります。クローゼットや小物ポケットまで装備しています。
機内サービス
お食事の時間です。

ANAのホームページより掲載 和食

ANAのホームページより掲載 洋食
和食か洋食か迷いました。
というのは、3週間ずっと洋食だったので、和食にしたい。けれども、和食にはキャビアがつかない。究極の選択です。
すると、CAさんが機転を利かせてくれて、和食のコースに洋食のキャビアを組み込んでくれました。うれしいサプライズです。
ファーストクラスといえば、ブリニ(小さなパンケーキ)にキャビア。極上のシャンパンに合わせたいですね。
ANA ファーストクラスのシャンパンは、クリュッグ。
クリュッグは、「シャンパーニュの帝王」「シャンパン界のロールスロイス」などと言われる極上のシャンパンです。
機内での懐石料理もまた、至福の瞬間です。
ファーストクラスになると、お酒のランクも上がります。
食後には、響 21年をいただきました。
小腹が空いたときに注文できるお食事も豊富です。
鯛茶漬けをいただきました。染み渡ります。
あと2時間ちょっとで帰国です。
朝食も和食にしました。
じつはこの日は、ぼくの誕生日でした。
ちゃんと把握してくれているのですね。サプライズで、バースデイ・プレートが届きました。
クルーのみなさんが集まってくれて、お祝いしてもらいました。
最高の誕生日になりました。
羽田空港に到着です。
このときはまだ第3ターミナルでしたが、もうヨーロッパ便はすべて第2ターミナル(発着とも)になっています。
まとめ
ビジネスクラスでも、じゅうぶん過ぎるほどのサービスを受けられます。
今のANAの同機材(B777-300ER)に搭載されているのビジネスクラス・シート THE Roomは、これまでのファーストクラス並の居住スペースがあります。贅沢すぎるほどのサービスを受けられます。
けれども、やっぱりファーストクラスで受けるホスピタリティはきめ細やかで、最高の時間を過ごせます。
ここで書いていないおもしろい話がたくさんありますので、いつかご紹介したいと思います。
14時間のフライトでしたが、まだまだずっとつづいてほしいと思えるあっという間の時間でした。